イサック・デルガド・バンドなどで活躍した後、スペインに渡り、パコ・デ・ルシアのグループにも参加したベーシストのアライン・ペレス。キューバ録音の2020年作となります。ラテン・グラミーのサルサ・アルバム部門にもノミネートされた17年作『ADN』に続き、バイラブレなキューバン・サルサを全面的に展開した内容です。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の出だしを1曲目の表題曲のイントロに用いつつ、レパートリーはいずれも自身の作・編曲。路線的に全盛時のエネヘー・ラ・バンダを彷彿とさせるようなファンキーで厚みのあるサウンドに、スパニッシュ・フレイヴァーや汎カリブ要素、ニューヨーク・スタイル風、ストリングス入りの洗練されたボレロなど、豊かな音楽性は、まさに手練の仕事ですね。自ら担うヴォーカルも磨きがかかってきました。バックにはトランペットのアレクサンデル・アブレウやダイロン・オネイ、ピアノのロランド・ルナ、ニューヨークからルベン・ブラデスらのバックを務めてきた実力派パーカッショニストのマーク・キニョーネス、オサイン・デル・モンテを率いるアドニス・パンテール、パーカッションのユリ・ノゲイラ、女性ばかりの室内弦楽団カメラータ・ロメウなど、実力派たちが参加。(サプライヤーインフォより)
本作はCD-Rでの流通品となりますが、音質良好です。
1. El Cuento De La Buena Pipa
2. A Mí No Me Importa
3. Sin Luz Y Sin Agua
4. Las Fases De La Luna
5. Punto De Partida
6. Dar Y Recibir
7. Modo Avión
8. Pa´Eso Estamos
9. El Tica Tac De La Habana
10. Sabor De Mi Rumba
11. Son Con Moña
12. Tu Nombre En Un Bolero