アコヤ待望のセカンド・アルバム!フェラ・クティが逝って今年で10年、現在、見渡せば世界中にフェラの巻いた種子が芽を吹いて、さまざまな形でアフロビートは進行しているわけですが、そんな中、最もフェラの意志、指向性、音楽性を受け継ぎ実践し、次代のアフロビートを請け負っているのは、このアコヤ・アフロビートだと確信させてくれるような内容です。何と言っても、ジャケットを見れば一目瞭然でしょう!~怒濤のパーカッション/リズム隊、くぐもったオルガンの音色や乾いたギター・カッティング、ヘヴィーなベースライン、ブ厚くハギレよいブラスとスピード感あるアドリヴを聞かせるサックス、いかにもアフリカ的な奔放さを感じさせるヴォーカル&コーラス、そして曲想の奥行きと自在さ、どこを取っても今、最高のアフロビートを聴かせてくれるアコヤです。コピーというようなことではなく、あくまでも、フェラの築いたオリジナルなアフロビートから出発しようというこだわり、姿勢が、ビシビシと伝わって来るワケです。フェラのファンを自認する方ならば、感動せざるを得ない、でしょうね、やっぱり。NYを拠点に、南ア、ベニン、ナイジェリア、そしてアメリカ、日本のメンバー達からなるアコヤ・アフロビート、俄然、世界のアフロビート戦線から頭一つ抜け出た観あります。ガツンと来ます!オススメします!