★イシャック・バンジャウ/ラヴ・ソングズ VOL.2
アフリカ音楽復刻専門レーベル〈TERANGA BEAT〉第9弾〜80年代に小型キーボード一つで生み出されたエチオピアン・ミニマル・ウェイヴ!
これまでセネガル音楽全盛期の貴重な未発表音源を復刻することに拘ってリリースを重ねてきたレーベル〈テランガ・ビート〉の新作は、同レーベルとしては初のエチオピア音楽となった。70年代から現在に至るまでエチオピアやエリトリアで活動をしてきたキーボード奏者のイシャック・バンジャウが、80年代にカシオの初心者用小型キーボードPTシリーズ1台を使って録音したインストゥルメンタル作品の復刻だ。キーボードの内蔵リズム・トラックやメモリー機能を駆使して作り上げられた本作は、まさにエチオピアン・ミニマル・ウェイヴ!中毒性の高いループ・リズムにチープな音色でエチオピア特有のメロディがグルーヴィに奏でられる。他では聴いたことのない強烈な独創性を持った、レア中のレア・グルーヴだ。(メーカーインフォより)
長らくアディスのホテル専属バンドに在籍したエチオピアの作曲家兼鍵盤奏者によるストレンジというかレアーというか、1986年の未発表インスト作〜当時世界中に流布したカシオの携帯キーボード1台を操り(教育用簡易電子オルガン?)、たった2時間で録音終了したという30年間オクラ入り音源初おメ見えだそう。グッとチープでエレクトロな音色と、内蔵リズム・パターンを駆使し、彼の国ならではのペンタトニックな旋律と変拍子リズムにおいて、ファーイーストかつストレンジな演奏を紡いでいるわけですね。名手、楽器を選ばず?と言いたいところですが、なんというかコレ、エチオピアン・モードを下敷きにしながらも成層圏外無重力状態のエスニック・ミュージック?〜コズミックでありミニマル、と言うべきでしょうね、なんだか奇妙に実った孤独な音楽と感じます、良くも悪くも。
1. Libey Ma’aduley
2. Ageren Ayehuwat
3. Fikrehoy Temekeri
4. Segno Sra Allebign
5. Ayine Yisasaleshal
6. Yadah (Sudanese Song)
7. Gwal Semahria
8. Engudaye Nesh