１９５３年中央マケドニアのセレス生まれ、７４年から歌い出し、１９８０年に自己名義アルバムデビュー、いったい何枚アルバム出してるんでしょうね？少なくともライヴを入れると４０枚以上。ライカ、レベーティカ、ニシオーティカ、ディモーティカを歌い齢を重ねた６２歳（って、まだ若い若い）、この新作（ベスト盤みたいなタイトルですが、新録です）では、自らヒットさせてスタンダード化した曲を冒頭①に始まり、ディック・デイルのミザルー原曲②とか、ヴァシリス・ツィツァーニスの④、ヤニス・パパイオアーヌの⑤、ステリオス・カザンティディスの⑥、そしてグリケリア自身のヒット曲⑦….といった要領で、全13曲＋⑭民謡メドレーというギリシャ歌謡紹介盤みたいな内容のアルバム。ま、そういう趣旨なので、珍しくローマナイズされた曲名＆ミュージシャン名が付いていることからも察せられるように、欧州やアラブでも人気あるグリケリアのこと、海外向けにリリースされた録音でしょう。ＰＯＰっを歌うと途端にダメになるグリケリア、やっぱりトラッドな歌謡の人なんだなあと、改めて認識される充実作〜もちろん、ギリシャ歌謡ことはじめにも！にしても、入門向きにはデープ過ぎる歌声…

1 AH AS BOROUSA
2 MISIRLOU
3 OPOU YORGOS KE MALAMA
4 NICHTES MAGIKES
5 O BOUFETZIS
6 THESSALONIKI MOU
7 MI MOU LETE YA AFTI
8 SYNNEFIASMENI KYRIAKI
9 TO PAPLOMA
10 BOURNOVALIA
11 ZINGUALA
12 MIN PERIMENIS PIA
13 S’AGAPO
14 MEDLEY (FIGE FIGE/ HRONIA TORA MAKRIA SOU LIONO/ POU THA PAS/ POU THA PAS/ FIGE KI ASSE ME/ SIKO HOREPSE KOUKLI MOU/ AFTI I NYHTA MENI)