PEROTA CHINGO

perota-chingoアルゼンチンの旅する4人組。トラベラー感覚の無国籍なフォーク/ポップを奏でるペロータ・チンゴー。ネットから噂になりついにアルバムリリースです。
子供の頃からの友人同士であるドローレス・アギーレとフリア・オルティスの2人が2011年夏のウルグアイへの旅費をまかなうために、バーやビーチで流しで演奏していた時(当時はドロ・イ・マフ名義)に撮影された「Rie chinito」(本作にも収録)の動画は、現在まで490万回以上のアクセス)をみての通り、アルゼンチンとはいえブエノスアイレスの都会な雰囲気というよりは、トラベラーやストリート仕込みの旅人音楽ユニットという佇まい。旅の途中でブラジル人パーカッショニスト、マルティン・ダコスタとウルグアイ人ギタリスト、ディエゴ・コテーロを加わえた4人組となり現在の編成になりました。その後アルゼンチン各地、チリ、ブラジル、ウルグアイといった近隣国をツアー。音楽的な幅を広げていき、今回の初アルバムとこぎ着けました。音楽的背景はアルゼンチン・ロックのレジェンド、スピネッタからフォルクローレ、ウルグアイのカンドンベ、ブラジルのサンバやショーロ、チリのビオレータ・パラの歌などをあげています。そしてレゲエ好きのロック・キッズでもあったらしいです。
旅の途中でアコギを手にチルアウトしてる雰囲気と、南米フォルクローレやローカルリズムへの確かな愛情を背景に、2人の女性歌手による絶妙なハーモニーと余計なギミックないナチュラルな音作り、ストリート/ヒッピー感覚で無国籍なフォーク/ポップを創造しています。それは例えばカルロス・アギーレ周辺のようなクラシカルで深遠な土の匂いとは違った面白みで新時代のアルゼンチン音楽のまた違った地平だと思います。プロデューサーに”音響派”人脈のエセキエル・ボーラの名前もあるあたりが横のつながりも垣間見れますね。
2014年には今作リリースにあわせ、バルセロナを皮切りにスペイン各地、フランス、イタリア、ドイツ、ポーランドと、ヨーロッパ・ツアーも敢行している模様です。
理屈抜きにフェスの隅っこでこんなバンドが鳴ってたら最高!と思わせてくれるリラックスして楽しめる最高の一枚。ブックレットも旅の地図が描かれてあってかわいらしい作りです。(サプライヤーインフォより)

曲目表:
1. La copla / Vals de la quebrada
2. La complicidad / Jah Rastafari
3. Eterno retorno
4. Cancion para el viento, la lluvia y Luchia
5. Alma nao tem cor
6. Ines
7. Rie chinito
8. Seres extranos
9. Canto a San Benito
10. Amerita confiar
11. Inca yuyo
12. Sanacion con cuencos
13. Otinich eir
14. Chuva

メンバー:
Lola Aguirre: Voz y guitarra
Julia Ortiz: Voz y accesorios
Martin Dacosta: Percusi n
Diego Cotelo: Guitarra

go top