ギリシャ歌謡の王道を行くヨルゴス・ダラーラス3年ぶりのスタジオ録音新作です。いつものように年末のリリースとなりました。そしてロックです。最新のスタジオ・ワークを駆使しつつも、いずれ古びる新しさを廃し、オーソドックスなユーロ・ロック的アレンジが施された聴き応えある作品となっています。大人のサウンドですよ!〜そして、前作の長尺さに反して収録時間は35分と少しということで、短い!けれどリピートすればOKです。繰り返し聴くオレたちために帝王が短くしてくれたんでしょう?もう、そこにダラーラスの歌声が響けば、何ごとかが始まるわけです。〜世代の異なる5人の作詞家による10曲の詩が書き下ろされ、そして、アレンジ&作曲はニコス・アンディパス!駄曲ナシ!で、どうも似ているなと思ったら、盟友ハリス・アレクシーウのターニング・ポイントを生んだ、あの1992年の名作『祈りをこめて』の作曲家&アレンジャーでありプロデューサーだった(当時、新世代グリークPOPの旗手ともされた)ニコス・アンディパスその人だったわけですね…。加えて、先だって当店でも2012年作 CD ”Noapolis” を売らせていただいたイタリア在イエメン系イスラエル人のゲスト女性歌手、ノアとのデュエットあり。〜それにしても、まったく衰えません。63歳、まだまだですねえ、人生こうありたいものです。