SACHAL STUDIOS ORCHESTRA / SACHAL JAZZ

※大変、申し訳ございません!こちら2017年現在、品切状態が続いております。当方商品は輸入盤に日本語解説を付した国内配給盤となっておりますが、現地盤CD廃盤状態のため、配給がとどこおっている状態です。重ねて、申し訳ございません。


SACHAL JAZZ !!
「私が今まで聴いた中でも最も面白く最も異なる
“TAKE FIVE” のカヴァー録音!」
by デイヴ・ブルーベック

☆SACHAL STUDIOS ORCHESTRA
/ SACHAL JAZZ
サッチャル・ステューディオズ・オーケストラ 『サッチャル・ジャズ』
EL SUR RECORDS IMPORT CD101
※当店でお買い上げの方には>>特典DVD-R をお付けします!

「ヘンリー・マンシーニとラヴィ・シャンカルの出会い」
と言うと、ちょっと軽すぎるかもしれないが、
ジャズ~ボサノヴァという20世紀の西半球が生んだ最高に洗練された音楽と、
これまで地球上の他の地域の音楽とはあまり交わることのないままに
独自の洗練を極めてきた北インド古典音楽及び
往年のインド~パキスタン映画音楽のウマ味が
本当にバランス良く融合した芸術的なイージー・リスニング作品である。
by サラーム海上 解説より

TRUCK LIST
1 Take Five (Dave Brubeck / Paul Desmond)
2 Desafinado (Antonio Carlos Jobim / Newton Mendonca)
3 Mountain Dance – RAGA (Dave Grusin)
4 Garota De Ipanema (Antonio Carlos Jobim / Vinicius De Moraes)
5 Misty (Errol Garner)
6 Samba De Verao (Marcos Valle Kostenbaden / Norman Gimble)
7 The Guy’s In Love With You (Burt Bacharach / Hal David)
8 Garota de Ipanema – RAGA version

かのデイブ・ブルーベックが自ら、「私が今まで聴いた中でも最も面白く最も異なる “TAKE FIVE” のカヴァー!」という言葉を寄せた冒頭曲、南アジアの楽器シタール&タブラをフィーチュアーし奏でられた”テイク・ファイヴ”~ ほか、トム・ジョビンの”デザフィナード”や”イパネマの娘”、デイヴ・グルーシンの”マウンテン・ダンス”、エロール・ガーナーの”ミスティ” など、誰もが知っているジャズやボサノーヴァの有名曲を、インド/パキスタンのヒンドゥスターニー古典音楽の手法において演奏した、かつてない試みです!

演じるは、パキスタンの伝統音楽や映画音楽制作に大きく貢献して来たラホールのサッチャル・スタジオ専属オーケストラ!ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラほか総勢28名からなるストリングス・アンサンブル、生ギターとベースで2名、タブラ&ドーラック他のパーカションが6名、そしてシタール、サーランギ、サントゥール、バンスリ、加えてピアノ、アコーディオン、マルダン等という、総勢43名編成のゴージャスな完全アコースティック演奏において綴られた、エキゾティックな魅力にあふれたスタンダード・カヴァー集となりました。

もちろんベタと言えばこれほどベタな選曲はないわけですから、一昨年、本作のサンプル音源を初めて聴いた時、その痛快明朗さに思わず笑ってしまったわけですが、何回か繰り返し聴いても飽きないどころか、しだいにその魅力に引きこまれてしまったその理由は、やはり、楽団員一人一人の高度な職人的スキルにあると気づきました。その意味で、多くの場合、電子楽器やサンプリングに頼ることを是とする昨今のポピュラー音楽の風潮の中で、惜しみなく職人的な器楽生演奏の贅を尽くした本作、古き良き美意識に貫かれた作品と言うこともできるでしょう。

その卓越した演奏能力と録音クォリティー、そしてジャズ&ボサノーヴァの南アジア音楽的解釈のユニークさは言わずもがな、洋の東西にまたがる音楽の新鮮な出会いがもたらした類い希なインストゥルメンタル・アルバムとして、インド/パキスタン音楽ファンはもちろん、ジャズ/ボサノーヴァ・ファン、あるいはワールドミュージック・ファン、そして一味違う贅沢なバックグラウンド・ミュージックをお探しの方にも、広くおすすめしてみたい作品です。

どーですか、この職人たちの面構え!

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