紛らわしいですが、米国アンダーグラウンドヒップホップのバンド Mood の 1997 年発表のカルトアルバム “Doom”とは全く無関係。それを考慮してか、こちらは真ん中にワンスペース開けて”Do om”というタイトル。さてアーチスト名はムードではなく、「モード」あるいは「モー」と読むはず。本名ファーストネームの Maud の別綴りですから。ナント出身の女性です。ナントの ジャズ録音スタジオとして知られるオシリス・スタジオを運営する家庭の娘で、幼い頃から前衛 ジャズと親しみ、十代の頃にナントの実験的ロックバンドに参加。同時にアラブ・アンダルシア 歌唱、インド古典歌唱などを習得し、裏声・叫び・呼吸音・泣き声などを含むヴォーカル表現を 身につけ、ハルモニウムをフィーチャーしたアコースティック楽団を率いて自作曲でそのイマジ ナリー・ヒンドゥー・ヴォーカル・ミュージックを展開。ビョーク、メレディス・モンク、ナター シャ・アトラス、ジョン・ゾーン、アリム・カジモフ、スシーラ・ラーマンなどの共通項のある 独創的なヴォーカル・パフォーマンス。アルバムタイトルは Mood の逆さ並びということだけ でなく、古代インド諸宗教の宇宙的な呪文”om”(オーム)を発すること “do om”という意味も あるのだそうです。スピリチュアルで求道的な音楽世界です。チェロ、ドラムス、ベース、ピアノ のバンドに加えて、ゲストヴォーカルにドニ・ペアン(Lo Jo)、ハルモニウムにアコシュ・S などが参加。(エクスポーター資料から)
1. ER EMINA
2. DO OM
3. RDENT
4. SRI REJEKI
5. LIXE
6. AL UM
7. GANGA
8.AL IFUB TANRE
9. ANLB
10. ZEPHYR