イランを代表するケマンチャ奏者カイハン・カルホールと、トルコ・エルズルム出身でアリフ・サーの弟子に当たるサズ弾き、アーシュクの系譜エルダル・エルジンジャンとのライブ・セッション、ECMからの二作目で2011年録音です。ケマンチャのむせび泣くような音色、それを鎮めるサズの金属音が絡み合い、伝承曲を中心に、民族音楽を基盤とした即興を淡々と物静かに、時に熱く繰り広げます。まるで、ペルシャとチュルクの長きにわたる音楽の伝統が自由に対話するようなCDとでもいえるでしょうか。
KAYHAN KALHOR, ERDAL ERZINCAN
/ TH WIND (ECM) 2006 〜品切れ
KAYHAN KALHOR, SHUJAAT HUSSEIN KHAN
/ GHAZAL, THA RAIN (ECM) 2003 〜品切れ