★オヤ・イシュボア/サーキー
古典声楽の若手女性歌手が、オスマン・トルコ時代からの悠久のメロディを美声で聴かせる!
トルコ古典声楽をイスタンブルなどの都会で発展させた音楽《サナート》のシーンで高い人気を誇る女性歌手のひとりオヤ・イシュボア(Oya boa)。涼しげでクセのないさっぱりした歌唱を持ち、ファンの間では以前から高く注目されていた彼女が、2024年最新作を発表してくれました。
オヤ・イシュボアは1983年3月3日にトルコ北西部のイズミットで生まれました。地元の高校に通っていたころに学校内のトルコ古典音楽科でソリストおよび合唱団のメンバーとして活動を行うようになり、また1999年から2002年にかけてはイズミット首都圏音楽院の合唱団でトルコ古典音楽の研究にも励むようになりました。その後イスタンブル工科大学トルコ音楽国立音楽院のトルコ芸術音楽声楽教育部門に優秀な成績で入学すると、そこでトルコや西洋のクラシックを基本から学び、名のある指導者からレッスンを受けるようになりました。それと並行してバクルキョイ市立音楽院でソリストおよび合唱団として専門的に活動していたほか、トルコの主要チャンネルのひとつであるカナルD・テレビで放送されたテレビ・シリーズに出演し、トルコの伝統音楽のひとつ《ガゼル》を歌ったこともあったそうです。そして2007年には“imdi Hatrda mdr?”、2013年には“Yamur”という2枚のソロ・アルバムをリリースした彼女は、音楽院で音楽講師として教鞭を振るう一方で、国内外でコンサート活動を行い、トルコ古典声楽~サナートの普及活動に勤しんできました。
そんな彼女が本格的な古典声楽アルバムとして久しぶりに発表したのが本作。サナートは映画音楽にも使われるなど大衆音楽的側面もありますが、古典声楽は西洋のクラシックと同様に芸術音楽にカテゴライズされるなどトルコ人にとって誇り高き音楽です。冒頭は14~15世紀にペルシャやトルコで活躍した作曲家アブドゥルカディル・メラギの古典曲からスタート。その後もシェヴキ・ベイ、ラクム・エルクトゥル、デデ・エフェンディ、ファフリ・コプズ、ハジ・アリフ・ベイ、そして日本でも知名度の高いタンブーリ・ジェミル・ベイといった19世紀のオスマン・トルコ時代に活躍した有名作曲家のナンバーを取り上げています。
ここでの伴奏はウード、タンブール、ネイ、ケメンチェ、カーヌーン、ベンディールといった古典楽器を用いた完全古典スタイルで、イシュボアも外連味のない正統的な古典声楽をジックリと楽しませるのが本作の基本コンセプト。かつては当たり前にあった内容の作品ですが、現在においてはかなり珍しくなったスタイルと言えるだけに、ファンとしては嬉しいところ。是非とも絶版となる前に本作をお求めください。
(〜サプライヤーインフォより)
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1. Ez evk-I Lik Ak-I Cemlest Ddim [Uk Kr]
2. Uk Makm Ud Taksimi
3. tibah Etme Gzm Nuru Bana
4. Dar-I Hicr-I Yr Olal Didem Alyor
5. Bahem Yine Syende Serb Olmu Efendim
6. Gitti De Gelmeyiverdi
7. Hseyni Makm Ney Taksimi
8. Mheyy Oldu Meclis Skiy Peymneler Dnsn
9. Sk Bu Gece Bezmimizin Sz Mkemmel
10. Mest Olan Cm-I Ezelden Gayr Sahb stemez
11. Gnlde Da-I Hicrndan Eser Var
12. Krdilihicazkr Makm Kemene Taksimi
13. Gurb Etti Gne Dny Karard
14. Def’-i Nli Eylerim Hep Seyr-I Ruhsrnla Ben