>シディ・ベモルのリーダー、エルホ(ことホーシン・ブーケラ)は、グザヴィエ・ドゥメルリアック率いるグループ、>ラティライユの幾つかのレコーディングに歌手として参加していますが、本作においてエルホは、ラティライユの音楽に触発されつつ、様々な言語〜フランス語、ベルベル語、英語、ルーマニア語、カザフ語で10曲を書き下ろしました。これらの歌の中でエルホは、1957年の西部劇の台詞を乗っ取り、ひとしきり楽しんだり、”壁とか国境” というものを嘲笑したり、”人類に少しばかり興味をそそられた月の女王”に想いを馳せたり、ハード・ゴールド・マウンテンの”猫の洞窟”を訪れた際の体験を語ったり、擬似カザフ語を発明してアバイ・クナンバエフに敬意を表したり…、ま、やりたい放題、気の向くままという感じの音楽性を達成しています。それは、すなわち、仮想音楽に、さも伝承的な決まり事があるかのように振る舞うラティライユの音楽に肩を並べているでしょうね…、って、意味不明ですが。
1 Blows 04:23
2 Jump the wall 03:12
3 Itij 04:28
4 Vreau 03:48
5 Moo Queen 03:33
6 Vreau 03:48
7 A refaire 04:01
7 I’m coming 03:38
8 Sourires 03:26
9 Qunanbayef 03:25
10 How to swim in the desert 04:02
(11 Fat Man’s Bar Songs-PDF)