独習のマルチインストルメンタリストでもあるマリオは、90 年代に島の音楽のアコースティック・ルーツへの回帰を決定づけた楽団シメンテーラの創立者リーダーであり、04 年からソロ活動し、これで4作目のアルバムとなります。3つの大陸、7カ国、10の都市の間を行き来し、9万キロを飛行し、船、自動車、筏まで使って旅した成果がこのアルバム~だということです。09年5月から10年5月まで、600時間をスタジオワークに費やして録音されたというこの『クレオール』は、大西洋に結ばれたクレオールの兄弟姉妹たちとのコラボレーション~ミルトン・ナシメント/パブロ・ミラネス/セザリア・エヴォラ/テレザ・サルゲイロ/ペドロ・ジョイア/マリオ・カノンジュ/ラルフ・タマール/ハリー・ベラフォンテ/トゥーマニ・ディアバテ/アワ・サンゴなどのゲストを迎えた意欲的なコラボ作品です。