イベリア半島系ユダヤ人セファルディと、アルジェリアのカビール人の家系を引くという女性シンガー、レイラ・メンデスを中心とした4人組ユニットの2021年作。セファルディ古謡を現代的に翻案することをコンセプトに、ギター/パーカッション、クラリネット/サックス/ウクレレ、ベースとのアンサンブルで、ロック、ジャズ、トラッド・フォークなどをオルタナティヴなサウンドに仕立てています。民謡的な節回しも内包しつつクールな情感を表出する歌唱、ダークな空気感やどこかにバザールに迷い込んだかのようなエキゾチスム。セファルディ古謡はもちろん、スペイン歌謡などの古層に埋め込まれ、様々に焼き直されてもきているので、これ聴いたことがあるというメロディにも出会えるハズ。また、ここでは、ギリシャのテッサロニキのセファルディ・コミュニティに生まれたアウシュビッツの生存者で、2021年に亡くなったアネット・フロランタン-カベリと出会いを介し、ラストにはアネットによる詩の朗読を収める他、ギリシャ語ナンバーも収録しています。(サプライヤーインフォより)
1. Donde estas corazón
2. Alija se do jezera krade
3. Αnathema ton aitio
4. La roza enflorece
5. L’Ariana
6. Los piconeros
7. Una Matica de ruda
8. A la una yo nací
9. O Adonis
10. Berendjena
11. Isola
12. Mi madre