ロジェ・ファフリ、1955年レバノン生まれ、音楽家を志し1970年代半ば頃に本作を自作自演にて自主録音するも、レバノン内戦が勃発(国内のムスリムとキリスト教徒が戦い、その後、シリア、パレスチナやイスラエル、そして米仏らを巻き込み、断続的に1990年まで続く)〜ファフリは戦火を避けパリへ移り、そのまま未発表となってしまった本作を、今年になって、独ハビビ・ファンクが本人協力のもとにリリースした幻の作、という話です。
内戦中、パリとベイルートを行き来し、ジアド・ラハバーニの知己を得、音楽活動を続けたファフリは、1982年のファイルーズ米国カナダ公演にミキサー、ギタリストとして参加。以降、米国へ移住しエンジニア、音楽家として活動したとされていますが、詳細は不明。
欧米音楽への傾倒はラハバーニ以上、というか、米国のレバノン系シンガー・ソングライターという感じでしょうか?面白い人がいるものです。
1.Lady Rain 02:10
2.Insonmia Blue 02:12
3.Fine Anyway 02:43
4.Express Line 02:25
5.My Baby, She Is As Down As I Am 02:04
6.Everything You Want 02:24
7.Waiting For It Everyday 02:31
8.Dancer On The Ceiling 02:23
9.Sad Sad Songs 02:12
10.Little Woman By My Side 00:41
11.Every Body’s Going Home 02:52
12.Sitting In The Sun 03:24
13.Had To Come Back Wet 03:16
14.The Wizard 03:41
15.(Such A) Trip Thru Time 03:28
16.Keep Going 01:26
17.Gone Away Again 02:45
18.Sometimes You Feel Bad (Digital Bonus Track) 02:34