>こちらで紹介されていたCDですね(無断リンク陳謝&感謝!)、入荷が遅くなってしまいました。
リジ・ミケル・ファフはエチオピアのヒップホップ・シーンのパイオニア的存在。前作ではシングジェイ・スタイルと言ってもイイ、レゲエ寄りの出来だったようですが、(レゲエ側からエチオピアに特別な想いがあったせいか〜ハイレ・セラシエ=ジャー信仰などのアフリカ回帰運動等、エチオピアの若い世代の間では、引き続きレゲエはけっこう盛んですからね)、それが今作、ジャマイカ色は一掃され、それどころか、近年のエチオ・ヒップホップの一傾向を形成していたナイジャPOP色もあまり感じられず、お聴きの通り、R&Bをベースにした、なんとも独特なスタイル?イイ雰囲気ですよ。これは面白い展開だなあ、と、店で聴いていたら、タマタマいらしたDさんが、なんかクワイトみたいですねえ、と、仰っていたのでした。う〜ん、そう言えば、アーサーとかカベーロとか一昔前の南ア・ハウス的な雰囲気も漂っているような…。なるほど、今現在流行中の音楽現象を真似るのは簡単、というか、ある意味、凡庸にもなってしまうわけで、そうした凡庸さを巧妙さに避けつつ(クワイトの援用に関しては真偽のほど、ともかくとしても)、自分なりのエチオ・ヒップホップを構築しようとしているリジ・ミケル・ファフ、もしかして苦労人?それとも才人?一層、興味をそそってくれるのでした。
1. Naniye (ናኒዬ)
2. wana (ዋና)
3. Addis Ababa (አዲስ አበባ)
4. Hager (ሀገር)
5. Maleda (ማለዳ)
6. Alew Neger (አለው ነገር)
7. Alachu Wey (ኣላቹ ወይ)
8. Amalay (አማላይ)
9. Atigebam Alugn (አትገባም አሉኝ)
10. Akolamiche (አቆላምጬ)
11. Are Beketemaw (አረ በከተማው)
12. Konjo (ቆንጆ)