“サンバ市民”ジョアン・ノゲイラの血統をひき、昨年発表のバンドリン奏者アミルトン・ヂ・オランダとのデュオ作でキレッキレのサンバを展開したサンバ・シンガー、ヂオゴ・ノゲイラ。シティ・ポップ的エレガントさを纏った待望の作が入荷しました。
’81年リオ生まれのヂオゴ・ノゲイラはこれまでに幾度もラテン・グラミーのサンバ/パゴーヂ部門でアルバム賞などを受賞してきた名声、表現技術共に一流のサンビスタ。前作の「Bossa Negra」にもびっくりさせられましたが、今作も往来のサンバに新機軸を打ち立てた快作となっております。’74年生まれで伝説のパゴーヂ・グループ-フンド・ヂ・キンタルのメンバーを父に持つコンポーザーのアンドレ・ヘナートの楽曲やアルリンド・クルス=ホジェーの共作曲など、割と近い世代のペンによる楽曲をレパートリーとし、カルリーニョス・セッチ・コルダス(g) にマウロ・ヂニス(cavaco) ら著名プレイヤーたちによるパゴーヂ編成に、曲によっては弦楽、ブラスに生ピアノを加えた豪華でロマンティックな雰囲気を醸し出すアンサンブルは、完成され整ったサウンド・プロダクションと共に非日常的で夢想するような心象風景をもたらし、また素敵に高揚した気分にさせてくれます。サンバ/パゴーヂの素晴しさを実感できる傑作。(サプライヤーインフォより)