ELENI PETA, PANAGIOTIS MARGARIS / DUENDE

パナイオティス・マルガリス、1971年アテネ生まれ、古典ギターを学び学位を取り、そのギター・プレイにおいても最優秀賞受賞(なんらかの、アカデミックなコンテストにおいて)、1990年に初パフォーマンス、その後、プロのギタリストとしてキャリアをスタートする一方、ギリシャ音楽の楽理的な裏打ちを備えたポピュラー音楽系人気作曲家としても活躍。本作はそんなパナイオティスの11作目で、迎えるは女性歌手のエレーニ・ペータ、1970年テッサロニキ生まれ、チェロ奏者にして透明な哀感こもるその歌をもって、全欧州的な知名度に結びついている人で、本作は、(ゲスト参加作は別として、本作のような作曲家との連名単独ヴォーカル・アルバムを含めて)9作目となるアルバムです(その後、ソロ作がリリースされていないのが、ちょっと心配ですが)。端正流麗なガット・ギター演奏を軸としたジャズやボサの感覚も聞かせる都市音楽として、ポルトガル語、フランス語による歌も含むギリシャ歌謡マナーの歌声…実に大人向け、ですな。

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