“跡” と書いて “アシアト” と読ませるデビュー・ミニアルバム(25min.)です。当店のお客さま、“フィリピンジョー”こと“土木作業員”さんからご紹介を受けて平田まりなさんご本人から送っていただきました。1996年生まれだという平田まりなさん、幼い頃からいっしょに歌っていたという”ひめまり”という奄美民謡デュオのひとりでもあるそう。
2015年から東京方面で活動しているということで、土木さんにお誘いいただいたこともあったかと思いますが、残念ながら未だライヴに行ったことがありません。が、このCDを聴いて、なるほど、長らく沖縄、奄美通いを続けている土木さんが惚れ込んだだけのことはあると、そう思いました。今度、ライヴに是非連れて行ってもらおうかと…。
6歳の頃から歌い始め、2017年の第38回奄美民謡大賞を受賞したという平田まりなさんの奄美三味線弾き語り6曲が収められた本盤、爪弾く弦の音立ちの良さ、はぎれ良さ、凛とした歌い出しと、節づかいにこもる哀感に、なるほど、広く世界の女性歌手をお聞きになっている土木さんが惚れ込まざるを得なかったこと、十二分に納得。
目を閉じて聴いていると、打ち寄せる波が泡立ち砂地に染みながら、静かに引いていく、誰もいない夕凪の海を前に一人立っているような気がして来ます。余計なものが何もない、シンプルで、瑞々しい歌声です。ジャケットの写真の遠い眼差しは、若いなりに、ご自分が辿って来た道や土地、あるいは人の間に残して来た”アシアト”を想うような眼差しでしょうか?いいジャケットじゃないですか。内容そのままです。
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