EDDY OKONTA / VINTAGE TUNES THE OHI OF TRUMPET

エディ・オコンタ、本名エドウィン・チュクウェメカ・オコンタ (1935-1997) ナイジェリアは大西洋に面したデルタ州のオクク出身のナイジェリアン・ハイライフのトランペッター、1950年代にレゴスへ移り、 Sammy Akpabot (民俗音楽学者にして作曲家)の楽団に見習いとして加入することでキャリアを開始、ほどなくしてナイジェリアのドメスティックなハイライフ楽団の黎明を告げた BOBBY BENSON のバンドに参加しトランペットを吹くことに(あの名曲 “タクシー・ドライバー” や “ニジェール・マンボ” のトランペットはこの人なんでしょうかね…って、ロイ・シカゴもヴィクター・オライヤもベンソン楽団にいましたから、そんなことわかりませんが…)。
その後、独立しレゴスを離れ、自らの楽団 JAFABRA STAR ACES を率いて、レバノン人の実業家が経営したイバダンの有名ナイトクラブ、パラダイスに出演、クラブのメインアクトをつとめました。連夜の演奏でその人気は上昇、イバダンでトップ人気のダンスバンドに登りつめてから、自らの楽団名を EDDY OKONTA & HIS TOP ACES と改名。この TOP ACES には、トランペッターの ZEB PHILIPPS や、後年ロンドンで活躍、アサガイやオシビサといったAFROロック系バンドのメンバーに名を連ねたギターのフレッド・コーカーとその弟子? FRED LAWAL (〜たぶん後年の GASPER LAWAL?) 、ロイ・シカゴの弟の PA WILLY、あるいは、アデオル・アキサニャの楽団と掛け持ちで行ったり来たりしながらテナー・サックスを吹いていたオーランド・ジュリウスも在籍、当時として、実にプロフェッショナルな面子が集っていたわけですね。
そんなエディ・オコンタ楽団の50年代末頃から、60年代の音源を中心に、70〜80年代の録音も収録したCDR6枚組(うち一枚超珍しいけど超音が悪い1961&66年のライヴ音源もあります!)。う〜ん LAGOS,  EVERGREEN MUSICAL COMPANY LTD. 謹製とはいえ、粗製のソシリをまぬがれないであろう結構ボロだったりするボックス風縦長観音開き変形デジパック商品となる本シリーズですが、お待たせしました!やっと再入荷しています!

*申し訳ないのですが、CD Volume.5 track 2 イントロ部分〜カセット音源なのか、音が捩れ、ところどころ途切れてダブ処理(?)されているようにも聞こえます(が、逆にファンキー・ハイライフ転じてリップリグ&パニックの先駆のようにも聞こえます。…ホントーか?)。ご了承の上、お買い求め下さい。

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