ALISA KAUFMAN / GOTAS QUE CAEN

81698485川沿い音楽のベテラン女性S.S.W.、名盤「Epilogo Lunar」(’04年)を発表している アリサ・カウフマンの4枚目となる新譜。

いつの世も時代の”音”というものがあります。このアリサ・カウフマンの新譜をはじめ、コンプレッションされてない生の息吹を感じさせるようなミキシングが現在のアコースティック音楽の主流となってきているように思います。’86年からアーチスト活動を始めて、寡作なために本作で4枚目となる音楽家なのですが、ギターの弾き唄い、ピアノの弾き唄い、どちらもこなすマルチ・インストゥルメンタリストにして、教える方の立場にも立っています。川沿い音楽、コンテンポラリーなフォルクローレから、ジャズ、そしてブラジル音楽までをカヴァーした瑞々しさを存分に感じさせる音楽性を貫いており、自作曲のほかにジャヴァン作m-9 “Nem um dia” 、エドゥアルド・マテオ作m-4″El son oro scope” をカヴァー。アコーディオンとピアノで川沿い音楽の女性実力派、ノラ・サルモリアが参加(m-1″Al este del bosque”、m-2″Un poco mas”)。女性ジャズ・シンガー、エレオノラ・エウベルとノラ、アリサの3人によるヴォイス・インプロヴィゼーションm-6 “Zambomba”のスペクタクルな展開、そしてパーマネントなショー・メンバーであるトリオの編成では、ラミロ・コメスの残響音を活かしたウドゥなど打楽器の音色と、鉄弦、ナイロン弦、eg と適所で使い分けるオクタビオ・カルソのアルペジオ、これらシンプルな音構成にアリサの浮遊するフレッシュな旋律と詩的なことばにスキャットが映え立ちます。(インポーターインフォから)

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