ラガ・マルセイユの静かなる男、ニジェール出身の男性SSW~トコ・ブラーズによるソロ4作目となる09年作アルバムです。完全に入手困難でしたが、この度、マルセイユにもいらした ▷DESERT JAZZ さんがトコ・ブラーズ本人に会うとのことでしたので、直接買い付けていただきました。感謝!マッシリア・サウンド・システム/デュパンといったオクシタン・シーン周辺の人脈の中でも活動して来た~トコ・ブラーズですが、どうにもわかりづらい才人です。一応、レゲエ系フランス語自作自演歌手ということになるでしょうが、その音楽性は、ミニマルな歌い口のアフリカン・マイナーポエットなんて、言っても何も通じないような気もして?なかなか説明に困ってしまいます。が、得難いものがあるのは確か。ダイレクトなアフリカっぽさやレゲエのスピリッツ、あるいは、あからさまなマルセイユらしさというものも、見あたらず、生音指向のグッと抑えたレゲエビートのバッキングの中、囁くようなヴォーカルがボソボソと続くその展開に、なぜか開放感が漂よい、POPと言ってもイイような雰囲気が醸されて、しかもアフリカらしさ、マルセイユ音楽の風合いもしだいに滲み出してくる、という、なんとも不思議な音楽性です。一度、体験してみてください。やみつきになります。で、~詳しくは ▷こちらで!