THE COTTONS / HARAPAN

8年の活動休止期間を終えた伝説のインドネシア・ポップ・デュオが
世にも美しい珠玉のEPをたずさえ、遂に大復活!

インドネシアの首都:ジャカルタを拠点に活動するイェヘズキエル・タンブン(ギター/ヴォーカル)とカネコ・パルデデ(ヴォーカル/キーボード)による夫婦ポップ・デュオ〈ザ・コットンズ 〉。1970~80年代に一世風靡した甘く爽やかなインドネシア・ジャズ・ポップやスティーヴィー・ワンダー黄金期のサウンド、さらにビートルズを想わせるメロディー・センスを持ち合わせた同デュオは、2016年にシングル “It’s Only a Day” / “Yesterday Is Gone”でデビュー。同シングルは発売当時〈インドネシア・ポップの傑作〉であると高く評価され、シーンの未来を担う存在として人々の大きな期待を集めました。しかし家庭の事情やその他の仕事といった日々の課題に追われ、2人は活動をやむなく休止。8年にわたる沈黙の中で彼らの存在は神話化されていきました。そして2024年、その神話を上回るような素晴らしいカムバック作品を発表。それが今回ご紹介するEP『ハラパン~希望』です。
作品は全4曲による4部構成。トラック①~③は組曲のように繋がっており、喪失の悲しみ、絶望からの再起に向かう静かな過程、そして新たな希望を取り戻していくという人の繊細な心の動きが、一作の美しいドラマのように描き出されます。サウンド面は、メロウなソウル・テイストと甘く切ないポップ・テイストを端正に融合。70年代インドネシア・ジャズ・ポップや日本のシティ・ポップを彷彿とさせるようなソフトなソウル・グルーヴ感と、10cc、ブレッド、マイケル・フランクスあたりが持つメロディアスなセンスが静かに溶け合います。
アルバムの幕開けとなる「HARAPAN PART 1」(①)は、70sテイスト溢れるエレクトリック・ピアノの音色と繊細なタッチのシンセサイザーによるアンサンブルが印象的なミドル・テンポの一曲。「君がここにいて、僕がここにいる」といった心明るい歌詞が、可能性に満ちた希望の旅への始まりを描き出します。続く「HARAPAN PART 2」(②)は、シンセサイザーとエレクトリック・ギターが演出する浮遊感とピアノによるメランコリックなメロディーが心に深く染みわたる一曲。「望みを失った時、その悲しみの深さは計り知れない」といった歌詞をなぞる素朴な歌声が、希望が薄れ始めた頃に訪れる静かな喪失感と失望を見事に表現しています。「HARAPAN PART 3」(③)ではテンポアップし、深い悲しみからゆっくりと抜け出して、失われた情熱を取り戻していく過程を音楽化。ドラム・ビートが存在感を増し、爽やかなエネルギーが流れ込みます。そして最後の曲「Ashes of Hope」(④)は、シンセサイザーによるる印象的なリレインと、アクースティック・ギター、ピアノ、そしてストリングス風のサウンドが見事に調和した一曲。歌詞では、過去を手放して次の章へと進む決意を決め「私たちは消える灰ではなく、燃え続ける炎だ」と歌われます。
演奏時間は約20分間ですが、本作に込められた心地よいグルーヴ感と美しいメロディ、琴線に触れる素朴なヴォーカルは、いつまでも心に響き続けます。是非ご期待ください。
〜サプライヤーインフォより

●日本語による説明をつけた帯を商品に添付しています。

1. Harapan, Part 1
2. Harapan, Part 2
3. Harapan, Part 3
4. Ashes of Hope

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