
ベニンの内奥、山々に囲まれた“ナティティングー”の村で生まれた彼女たちも、もう、ハイティーン&ハタチ過ぎ、ということに。3年ぶり新作『JUSQU’AU BOUT DU MONDE〜世界についてのこと』、相変わらず、可愛らしい歌声、コーラスは、そう変わってませんねえ(嬉しい限り)。多彩な民族が共存するナティティングー村で話されているだろう、ディタマリ語、ワアマ語、ディタマリ語、バリバ語、フォン語、ヨルバ語など、複数の言語で歌われているそうですが、そんな民族が保っている様々なリズム感、そして音楽スタイルも織り交ぜた結果、本作があるんでしょうね、たいしたものですね(というか、彼女達自身、それぞれの民族出身なのかも知れませんね?)。で、歳を重ね、演奏能力も当然、上っています。多彩なリズム感の変化をしっかりと奏でつつ、彼女達の持ち味、ハギレ良く、キャピッとした雰囲気にも磨きがかかっていますね。
ところで、ナティティングーには、多彩な民族出自を持つ人々が住んでいる上に、キリスト教徒とイスラム教徒が、ほぼ半々の人口で住んでいるそう(19世紀以降、それぞれの宗教の伝道師が宣教布教を行ったそう)。それでいて(今の世界からすれば、珍しいことなのかも知れませんが)クリスチャンもムスリムも融和を保ち、民族的&宗教的寛容と相互理解をキチンと敷衍しているそうです(それは、ベニンという国全体の傾向でもあるそうです)。と、知ってみれば、なるほど、こうした音楽を紡ぐ少女達が生まれ育つ素地はそこにあった、ということですね!そうそう『JUSQU’AU BOUT DU MONDE〜世界についてのこと』学ぶべきこと多し、ですね!
1.Mom’lo siwaju 02:22
2.The World is a village 03:02
3.L’enfant c’est notre Dieu 03:34
4.Bowo fun Obiri 04:20
5.Women rights 02:39
6.Jusqu’au bout du monde 03:19
7.Unis pour toujours 02:46
8.Azo we yin gbeto 03:23
9.Tonkuro Yonnu 04:12
10.Yonin isa porn’bi 03:21
11.Nin Yani (Bonus Digital) 03:44
12.Pee (Bonus digital) 01:54
>こちらで紹介されていましたね!(無断リンク陳謝&感謝)!
ORCHESTRE POLY-RYTHMO DE COTONOU / ECHOS HYPNOTIQUES 1969-1979
EYO’NLE BRASS BAND / EMPREINTE DU PERE
V.A. / AFRICA BOOGALOO, the latinization of west africa
ANGELIQUE KIDJO / DJIN DJIN