CHICO BERNARDES


彗星のごとく現れた、思慮深くセンチメントでメランコリーなフォーキー・ブラジリアンS.S.W.!
1999年6月10日サンパウロ生まれの若干21歳。80年代の前衛的な音楽ムーヴメント – ヴァングアルダ・パウリスタ(サンパウロの冒険者)の一角を担ったオス・ムリェーリス・ネグラスのメンバーだったマウリシオ・ペレイラを父に持ち、8つ上の兄はロック・バンド – オ・テルノのフロント・マン、チン・ベルナルデス。9歳の時に父からクラシック・ロックの詰まったペン・ドライヴをプレゼントされ、ジョニ・ミッチェルやボブ・ディランの音楽に啓示を受けます。兄チンにはフリート・フォクシーズやグリズリー・ベアなど、北米のインディー・フォークの世界を教わり、姉にはCDウォークマンを借り、と音楽と共にあった少年時代。家にあったドラムスから演奏体験を始め、ギターを突き詰めるようになったのは大学の音楽科に進んでからと言います。作曲やハーモニーについても深く探求するようになり、課外でもピアノ教室に通い始めるなど、見事にミュージシャンの径に嵌ったシコですが、17歳高校生の頃に作り始めた自作曲の弾き語りをYoutubeの映像プロジェクト -セッソンイス・ナ・サンセヴィアで披露(本作にも収録されている”Do Seu Lado”と”Vago”)、すでに完成された世界観から只者ではない気配が漂っています。2018年には同じく映像配信プロジェクトの一つソファー・サンパウロに出演、2019年5月にデジタル配信でリリースされたシングル”O Astronauta”(宇宙飛行士)を披露し、その存在を広く知られていくことになります。同年6月にまずはデジタル配信でリリースされた本アルバムでは、ギターやピアノを始め11の楽器を全て自身でプレイし、兄のソロ作「Recomeçar」を彷彿とさせる空間にゆとりを孕んだ独特のタイム感で紡ぐヴィンテージなフォーキー・サウンドと、物語を噺すかのごときセンシティヴで親密な唄い口に人々は魅了されていきます。2020年の初頭には初となる海外ツアー、ポルトガルで9箇所のショーを開催。新型コロナ・ウイルスで検疫下のブラジルでは、父の日に敬意を表してマウリシオ・ペレイラと自宅配信ライヴも行っています。その他パインハウス・コンサートなど映像配信への出演も増えていますが、その中で目にした中でも”Sem Palavras”のギターの深遠なヴォイシングには目を見張るものがあり、印象に残っています。誰もが通る青春時代、最も感受性の豊かなプリミティヴ期に、ブラジルの若き新星によって書かれた珠玉の掌篇の数々。おばあちゃんの手料理のような音楽を目指していると語る通りの丁寧な手作り感に溢れた楽曲群を日本語歌詞対訳ブックレットと共にお楽しみください。〜大洋レコード・レーベル第37弾正規日本国内盤CD発売決定!(メーカーインフォより)

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