V.A. / NEGRO CHE, NEGRO USTED


圧倒的に白人社会となるアルゼンチンでは、黒人文化は排斥されてしまっているという認識が蔓延ってますが、実はそうではなかった、という内容のアルベルト・マスリアによるドキュメンタリー映画が公開された2006年から温められた企画盤がこちら。ファミリア・グアリローとクレジットされる打楽器アンサンブルを率いるネシェ・デルガディーノ、円熟した唄声を響かせるチンゴロ・デルガディーノや女性シンガー – ペルサ・シャンノネ。冒頭曲と最終曲のトラッドで出てくる「オ、オ、オ、ワリロ、ワリロ」という掛け声をキーワードにコンセプチュアルに編まれたコンピレーション・アルバムなのですが、カンドンベやミロンガ、ブエノス・アイレスのルーツとアフリカから持ち込まれたブラック・ミュージックのエッセンス、アフロ・キューバンの手法を洗練されたかたちで掛け合わせるのは、アレンジャーでepも弾くマリアノ・A・フェルナンデス。ジャズの素養をさりげなく散りばめるペドロ・ロッシの生ギターに、フアン・キンテーロらとの共作でも知られるパーカッション・マスターのファクンド・ゲバラ、ダニエル・ルッヒエロのバンドネオンなどコンテンポラリー・フォルクローレ作品でよく見るつわものたちが挙って参加。”Candombe Para Que Hables”ではチェンバーな木管アンサンブルがあったり、ミニノ・ガライ(vo)、マリオ・グッソ(per)、ペドロ・ロッシ(g)のミニマムな編成が新しい”Tango Patagone”など、ロジカルに既成概念を覆す、爽快なアフロ・リオプラテンセ作品。(サプライヤーインフォより)

 

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