OMARA PORTUONDO / OMARA SIEMPRE

昨年(2019年)、ベニー・モレーに捧げるアルバムをダンソーンのオリジネイター、ミゲル・ファイルデの玄孫にあたるエティエル・ファイルデ率いるオルケスタと発表して、健在ぶりを示していたキューバの歌姫オマーラ・ポルトゥオンドの2018年録音盤が、初入荷しました。
アルバム・タイトル『オマーラ・シエンプレ』=“いつまでもオマーラ”が示すとおり、録音時87歳にして全然衰えていないですね。そして、トラック2、3、6の様なオマーラの十八番の再録は、よりフレッシュです。その他の新曲もオマーラ節全開でいいですね。
アレンジはほとんどの曲を最近のってるアライン・ペレスが担当。バックは、一昨年の来日時のロランド・ルナ、ゴストン・ホヤ、ロドニー・バレート、アンドレス・コアヨという布陣を中心に、アライン・ペレスらが参加しています。
また、曲によりゲストをフィーチャリング。オサイン・デル・モンテ、バン・バン、イサーク・デルガド、ベアトリス・マルケス、セプテート・アンティアゲーロ、ディアナ・フエンテス、アイメー・ヌビオラといった豪華ラインナップ。さらにボーナスとして、フィト・パエスの名曲をメキシコのリラ・ダウンスとデュエットしたトラックを収録しています。
CD-Rですが、音質も良好です。
DVD-Rの方は、本アルバムのメイキングを収録。約25分。録音シーンもふんだんに入っていますよ。リージョン:ALL/NTSCですので、一般家庭用デッキで視聴OKです。(サプライヤーインフォより)

>こちらで紹介されていて(無断リンク陳謝&感謝!)、過日、ご来店された時、bunboniさんにお話を聞くところによれば、今年の春に入手されて以来、ヘヴィー・ローテーションでお聴きになっていて、飽きるどころか、どんどん素晴らしさが増して行くような、ホントに、いいアルバム、とのことでした。と、そこまで言われたら、売り切れてそのままになっていた本作、再入荷の機会を逃すまじということで、数はあまり揃いませんでしたが、再入荷して来ましたよ。入荷時にざっと聴いていますが、でも、87歳の作ということで、誠に失礼ながら、腰が引けていたのも事実です。が、改めて、ジックリ聴いてみたいと思います。自分としては、オマーラのファンであることにおいて、決して人後に落ちるつもりはありませんので…(で、これは自慢になりかねませんが、故中村とうようさんが秘蔵されていたキューバ製シルクスクリーンのオマーラのポスター、当店内のドアに額装して飾ってあるし、その昔には、キューバへ行った時、エグレム・スタジオのスタッフから余ってるエグレム盤の7インチ・シングル売って上げるから来なさい、と言われていそいそとエグレム・スタジオに行った時、ちょうど録音中だったというオマーラさんにバッタリ出くわして、日本から来ました!ファンですと言ったら、優しくハグしてくれた、という大切な思い出もあります。

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