ARATI ANKALIKAR & DEVAKI PANDIT/ TANA RIRI

16世紀後半、ムガル帝国のアクバル皇帝に仕える宮廷音楽家として活躍した実在の楽聖ターンセン、その伝説的な挿話にまつわる歌い手の姉妹“ターナ&リリ”が歌ったというラーガを、実力ある若手北インド古典女性歌手2人が今に再現するというファンタジックな企画アルバム~楽聖ターンセンの高熱の病を癒したとされる“ラーガ・マルハール(雨のラーガ)”を様々なヴァリエーションにおいて、デュオまたはソロで歌い綴っています。先輩格のアラティーによる深みのある声、より若いデーヴァキによる瑞々しい声が、中世インドのどこか野趣漂うような洗練を今に伝えているでしょうか。互いにヴォイス・パフォーマンスを競い合っているようにも聞こえますが、タブラー、パクワジ、ハルモニウム、スワルマンダル、ヴィーナからなるたおやかな伴奏の中、時にユニゾンで、時に掛け合いながら通りよい歌声を重ねてます。カヤール・マニアはもちろんのこと、女性ヴォーカル・ファンにもオススメしたい充実作です!*経年僅少在庫より

go top