CANALON DE TIMBIQUI / DE MAR Y RIO


▽参考(収録曲ではありません)

ニディア・ゴンゴーラ・ボニージャといえば、クアンティックとの共作で知られているようですが、地球上で最後の “純粋なジャングル” が広がるとされるコロンビア太平洋側、コスタの川沿いの街、ティンビキを拠点とする女声コーラス&マリンバ+パーカッション・アンサンブル・グループ、カナロン・デ・ティンビキを率いる女性歌手であることは言わずもがな(って、クァンティックとの共作で初めて知った人ですが…)。こちらはそのカナロン・デ・ティンビキ名義のコロンビア・プレスの新作CDで、タイトルを訳せば『海と川から』となるでしょう。
コロンビア、エクアドルからグァテマラ、メキシコまで、マリンバ(木琴)を主体とした音楽が分布していることはよく知られます。中でも最もアフロ系、あるいはムラート系の音楽要素が強いのが、コロンビア太平洋岸のマリンバ音楽であり、本作も、マリンバ演奏と大小のボンボやクヌーノといった打楽器アンサンブルをバックに、グアサ(木製のシェイカー)を持って歌う女性たちを中心としたコール&リスポンスの歌声を、カルーラオ、ブンデ、ジュガ、アラバオといった地場の伝統リズムにおいて、たっぷり楽しませてくれまる作となっています(もちろん、マリンバの調べに聞こえる、そこはかとないメスティーソの感覚も重層的な隠し味に)。
なんと言うか、まさに真実のジャングル・エキゾティカ? いかにもムラート系らしいコクのある歌声のやり取りから(塩辛声のオヤジ参加曲も幾つか)、なんだか可愛らしい素直な発声の子守唄の合唱のような曲まで、海と川を背景に、柔らかにメロディー&リズムを奏でるマリンバの演奏と土臭い打楽器アンサンブルに乗せ、歌って聞かせるニディア・ゴンゴーラ・ボニージャです。

以下、国内リリース・インフォより

クァンティックのコロンビア音楽プロジェクトで、中心的役割を果たした女性歌手ニディア・ゴンゴーラがリード・シンガーを務める、太平洋海岸地域の伝統音楽集団=カナロン・デ・ティンビキによる、2019年のアルバムが登場。

● 南米コロンビアは、カリブ海沿岸やオリノコ川流域のジャノと呼ばれる平原、シエラ・ネバラやアンデスなどの山岳地帯、アマゾン地域など、その広い国土に多様な自然を有し、それぞれに固有の音楽文化が根付いています。本アルバムのグループ、カナロン・デ・ティンビキは、大西洋に面したコロンビア南西部のカウカ県ティンビキの伝統音楽を演奏するグループです。
● この地域は、アフリカ系住民95%、先住民5%という人口構成が示すように、アフリカ色が強いところで、クルラオ、フーガ、ブンデなどアフロ色の濃い音楽が演奏されています。また、コロンビア太平洋岸南部からエクアドル太平洋岸北部にかけては、アフリカから伝えられたマリンバが残されている地域です。カナロン・デ・ティンビキもパーカッションにマリンバが絡み、それをバックにソロ歌手とコーラスがコール・アンド・リスポンスを繰り広げる、しなやかながら強力なグルーヴを聞かせてくれます。
● カナロン・デ・ティンビキは、1974年に結成された歴史あるグループで、現在、音楽監督を務めているのは、女性歌手ニディア・ソフィア・ゴンゴーラ。クァンティックことウィル・ホランドがアルバム『Tradition in transition』や『Curao』でフィーチャーし、一躍世界に知られることとなりました。ちょっとハスキーがかったアフロ色豊かな歌声で、本盤でも本領を発揮しています。また、60~70年代のコロンビア音楽黄金期の太平洋地域の音楽を代表するバンド、ペレゴヨ・イ・ス・コンボ・バカナの打楽器奏者ウィルソン・ビベロスも参加。彼もまた、クァンティックのコロンビア作品群になくてはならない打楽器奏者でした。
● リード・ヴォーカルと女声のコーラス、太鼓のクヌーノとボンボ、シェイカー系パーカッションのグアサ、そしてマリンバによる虚飾なしのアンサンブル。クルラオ、フーガ、ブンデ、ルンバ、タンボリート、パシージョなどの曲種からなる、コロンビア太平洋岸の濃密なアフロ・ルーツ音楽が、たっぷり詰まっています。クラブ・ミュージック・サイドからコロンビア音楽にアプローチしてきた方にもぜひ聴いていただきたい、ファンダメンタルなサウンドです。
● なお、このアルバムを制作した、コロンビアのジョローナ・レコーズは、伝統的な音楽から、エイドリアン・シャーウッド、ニコラ・クルースやエル・ブオ、ウジ、ダニ・ブームなどによる、トラディショナルとダブやリミックスの融合を標榜した作品までリリースする、注目のレーベルです。

1. Tio Guachupesito 06:00 グアチュペシトおじさん
2. A Palanquero 05:30 パランケロへ
3. Quitate de mi escalera 05:53 梯子を降りて
4. De mar y río 04:45 海と川から
5. En Belén nació 05:54 ベツレヘムで生まれた
6. Subiendo bubuey arriba 03:28 ブブエイ川を上流に向かって
7. La casa de la compañia 04:43 仲間の家
8. Digna y feliz 05:28 ふさわしく幸せな
9. La posada 06:51 ラ・ポサーダ
10. Agustín se casó 04:37 アグスティンは結婚した
11. Malvada 03:31 悪女
12. Oí yo 05:35 オイ・ジョ
13. Bárbara aplaca tu llanto 05:04 バルバラ、鳴き声を鎮めて

Nidia Góngora Bonilla
– Voz principal y Dirección Musical

Policarpa Angulo Hinestroza – Voz y guasa
María Celia Zuñiga Sinisterra – Voz y guasa
Yuli Magali Castro Bonilla – Voz y guasa

Lizandro Vallecilla – Bombo Arullador
Duvan Dias del Castillo – Cununo
Danilo Cuenú Carabalí – Bombo Golpeador
Andrés Lucumí – Cununo
Cristian Bonilla Zuñiga – Marimba

Emeterio Balanta – Voz y Bombo Arullador
Modesta Torres – Voz
Olivia Bonilla Angulo – Voz
Ninfa Ocoró Viáfara – Voz
Leonel Mauricio Castillo Biojó – Marimba

▽冒頭曲のライヴ・ヴァージョン!


Canalón de Timbiquí Nidia Góngora´s legendary folklore ensemble, brought together three generations of the finest marimba de chonta music families of the Pacific Coast of Colombia for these unique recordings.
Nidia Góngora has gained international reputation for her work with Quantic and projects such as Ondatrópica.
In Colombia, Nidia leads Canalón de Timbiquí, one of the greatest bands preserving the legacy of marimba music in the South Pacific region of the country.
A sound that has given voice to the afro descendent communities in an area that is both, one the last purest jungles on earth and the place where Colombian internal conflict has had its deepest impact.
Canalón de Timbiquí´s music is a mystical journey to the sound of the jungle through the history of a community that has strongly preserved their African cultural heritage, a unique sound that reflects religious syncretism in powerful rhythms lead by seasoned women singers.
De mar y río is currulao, bunde, juga and alabao in its purest form. Deep enchanting choir vocals and heavy percussion delight from the Pacific Coast jungle of Colombia. (メーカーインフォより)

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