QUEEN SALAWA ABENI / RECORVERING


全然音沙汰なく、過去の人になってしまったのか?それとも、引退してしまったのか?とも訝っていましたが、1961年生まれ(歳下じゃん!)ということで、未だ還暦前、この人の地力、加えて “ワカ” という1枚看板を背負ったサワラ姉さん(?ほかにあんまり歌い手を知らないので、結局、50年代から派生したという都市のヨルバ系女声打楽器音楽 “ワカ”は、その圧倒的なタタミかけヴォイスにおいて、この人の個人ジャンルのようになっているようにも…)、忘れ去られるような歌い手ではないですから、どうしているんだろうと思っていたら、そうでしたか、サラワ・アベニ(元コリントン・アインラ婦人)、ご病気療養中だったんですね。ともあれ今作で現場復帰とのこと!何よりです。
…というわけで半年ぶり、やっとこさ再入荷してまいりましたよ!
フジやアパラというオトコ舞台のヨルバ系打楽器音楽アーティスト達と互角の勝負を繰り広げて来たワカの立役者、その復帰作の冒頭は、グッと抑えた低音ドゥンドゥンの渦巻く中、貫禄のヴォイスを聞かせるミディアムな調子の打楽器オンリートラック、2分過ぎからの、重心の低いミディアム・アップなドゥンドゥン・アンサンブルの中でもドスの効いた歌声を聞かせてくれます。女声男声混声のコーラス、というかやや民謡調のお囃子陣を背後に、余裕の歌声を披露。
2曲目も打楽器オンリー、こりゃ浪曲ですか?という節づかいの妙味を聞かせて、そして3曲目、5分間の旋律楽器入りの前奏パートを軽く歌い流し、前傾怒涛の低音ドゥンドゥン乱れ打ちの中、男女混声体育会系お囃子をカキわけるようにして前に出るサラワ姉さん、いや〜ダイナマイトですねえ。そして4曲目長尺曲は故シキル・アインデ・バリスターに捧げた曲、こちらは男声コーラスのみを従え、今時、こんなにヘヴィーでいいんだろうか?という、現行フジのスタンダードを尻目に展開する、重低音打楽器アンサンブルのみの70年代末頃?を彷彿とさせるフジ・スタイル曲と言っていいでしょうね。やっぱりアネサンにはかないませんよ、という雰囲気が漂います。
と思えば、ラスト曲は要所に旋律楽器入りの現行フジ・スタイルを配した前傾打楽器アンサンブル曲、スピード間ある展開の中にも、落ち着き払った堂々とした貫禄、最後までキープしてくれます。で、ちょっと特筆すべきは、旋律楽器入りパートのルンバ調リフの繰り返し中を、達者なエレキギターが舞ってフェイド・アウトして迎えるクールなアレンジ、ちょっと新機軸ですな。というわけで、聴き応えありますよ〜!ホッペに人差し指立てて可愛ぶっているかのようなドスコイ系ジャケの圧しの強さも、なんのその、愛聴に値するんじゃないかと思いますが、どーでしょう?

1. OPEYEMI 11:01
2. SALAWA IN MASTER 1 5:47
3. SALAWA IN MASTER 2 18:24
4. LATER DR.SIKIRU AYINDE BARRISTER (MRF) 24:03
5. WALI NI AWAOLORIN 10:12

既に>こちらで紹介されています。無断リンク陳謝&感謝!

▽TRACK 3 部分〜

▽参考現役復帰好調実演模様!何だか、よくわからない人だかり!

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