ゴー・ウィセート / タイダム・ランパン


期せずしてラオスの60年代録音をタイで発売されているCDで聞くことになるとは…(だいたい70〜90年代録音でさえ、謎のヴェールに包まれているラオス歌謡です。それにしても、今もってタイで復刻されているということは、それなりにタイでも人気があった人なのでしょう(というか、サマイ・オーンウォンもそーですよね、ラオス系の人、でもサマイはタイで生まれたラオ人ですから。で、このゴー・ウィセートのCDにも、サマイその人の演奏みたいなピアニカっぽいケーンが聞こえるのでした)。以下、バンコクで本CDを買い付けてくれた O-Hataさん(感謝!)のメモを〜

ゴー・ウィセートはヴィエンチャンの出身で、おそらく40年代後半の生まれ。10代でラオスの軍隊に入った後、その軍隊で結成された音楽バンドで歌うようになり、60年代後半に『タイダム・ランパン(黒タイ族の嘆き)』がヒット。で、この曲をカバーしたのがタイのブッパー・サーイチョン>☆。加えて、本CD2曲目『サン・コン・ラーイ・チャイ(浮気な人は嫌い)』もブッパーはカバーしており、それが>☆こちら
ところでゴー・ウィセートのCDを聞くと、ラオスの懐メロはタイのルークトゥン懐メロと似て非なるものであることが分かります。アレンジの違いによるものなのか、曲の雰囲気がタイとは違っています。あとこれはCDでは分かりにくいかもしれませんが、レコードで聞くとタイとラオスでは音質が違うようにも感じます。これは録音スタジオの違いによるものなのかもしれません。
CD収録曲はほとんどが60年代後半録音のナンバーですが、ラスト(18曲目)は『タイダム・ランパン・パート2』で、ラオスの内戦後に歌われた続篇。つまり70年代後半の作品なので、この曲のみ録音が新しい感じです。
ちなみに、ゴー・ウィセートはラオスの内線問題など諸事情あり、80年代以降はアメリカに移住しており、私の記憶違いでなければ今もアメリカ在住のはずです。

〜以上、O-Hataさんがメールしてくれた本CDに関するメモ、というか、紹介文でした。改めて感謝!

▽「黒タイ族の嘆き」

▽「浮気な人は嫌い」

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