DAMILY / VALIMBILO


Tsapiky=ツァピックはマダガスカル西南部チュレアール地方に伝わる伝統音楽ですが、伝統的なスタイルではマロヴァニー(長方形箱型撥弦楽器)&アコーディオン&マンダリニー(三弦ギター)&ロカンガ(ヴァイオリン)&ジェジョラヴァ(弓)で演奏されるところを、ダミリーとそのグループは、電気増幅ギター、エレキベース、ドラムスによって、ハイスピードのハチロクビートやルンバロックビートも交えて聞かせるわけですね。超絶テクのギターと重心低くよくうねるベースと純朴女性ヴォーカル&男声デュオで、マダガスカルならでの繊細さとノリの良さをともに表現!
と、基本はそういうことになるわけですが、この欧州発売3作目となる2018年作、スイス売出し中の新興レーベル “ボンゴ・ジョー” (ジュネーヴのワールド系レコ屋さんが立ち上げたレーベルですね)ならではの内容、マダガスカルらしいギター・ミュージックの面白さに照準をあわせて来た作品かと。全8曲(アナログLPメインの制作姿勢にて)という、飽きの来ない簡潔な曲の並びのうち4曲がエレキ+4曲が生ギター(うち一曲は生ギター・ソロ)による一発録りスタジオ録音(たぶん)。いかにもマダガスカルらしいギター・プレイ&ヴォイス&ハーモニーがフィーチュアーされています。耳に爽やかなギターの響きが、腰に来るハチロクグルーヴと交わる充実作となっています!

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