KILEMA / 馬達加斯加 SOUL OF MADAGASCAR


今回は角頭音樂にコネクションのあるオキヨシさんに買い付けていただきました、感謝!10インチLPサイズのジャケにCDが封入されているという、ちょっと邪魔っけなCDです…、が、いいジャケットじゃないですか。台湾の原住民(台湾に先住していた少数民族の人々は、”先住民”という呼び方を嫌うそうです。中国語で先住民と言うと、先に住んでいた人々、今は滅びてしまった人々という意味になってしまうとか)によるレーベル、角頭音樂より2014年にリリースされたスペインはコルドバ録音CD〜で、なぜ、台湾の原住民族レーベルがマダガスカルの各種民俗弦楽器マルチ奏者にして歌い手のキレマのCDを制作するのか? というと、遺伝学的分類、併せて考古学的な研究によれば、台湾に端を発するオーストロネシア語族は遥か紀元前には東南アジア地域に渡り、その後8〜13世紀頃までには、オーストロネシア語族の移動の西端とされるマダガスカル島に達し、アフリカ(バントゥー)系住民と交じわり現在のマダガスカル人の祖先となった、とされています。つまり、台湾の原住民族〜アボリジニはマダガスカルの人々と遠い親戚なんですね、そんな台湾少数民族とキレマ達の共演は、同じく角頭音樂の同時録音アルバム>こちらチャーロウ・バシワリのCDで楽しめるわけですが、本作は現在コルドバを活動の拠点とする50代後半のキレマ&そのグループによる今のところ最近作ということになります。基本マダガスカル南部の伝統スタイルから発したキレマのオリジナルが聞ける作、箱型ハープのマロヴァニー弾き語りとギター、各種パーカッションにコーラスがつく何の変哲もないマダガスカル音楽なんですが、これがなかなか素晴らしい!久々に、POPともトラッドとも見分けがつかない、弦とヴォイスとリズムの自然な交わりを聞かせるマダガスカル音楽の基本フォームがストレートに楽しめます!

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