SOFIA PAPAZOGLOU / STOU ONIROU TIS STROFES

ベルギーはブリュッセルに生まれ、家族とともにギリシャはテサロニキへ移住(というか帰還?)、その後6歳の時から歌いはじめたというソフィア・パパゾグルー、1996年にCDデビュー、本作で9作目の主唱アルバムとなります。ダラーラス / グリケリア / エレフセリアといった歌手に信頼され、そのライヴにバック・ヴォーカルとして参加して来たというこのソフィア嬢、なるほどいつも、なかなか玄人好みのシブイCDを作ってくれます。が、また今作はいつにも増してシブイ、地味です、ライカですねえ、70年代後半録音と言われても信じてしまいそうですよ?が、すべて新曲にて、ヴェテランのブズーキ奏者でもあるパナジオティス・ステルジュウ(CDアルバム2点あり)が作曲にあたり、作詞はディミトリ・ツァーファ(00年代後半からの売れっ子でPOPからライカまで幅広く活躍)、11曲収録すべて新曲となっています。表題は直訳すると『夢の中でターン…』(ターン?)表題曲は哀愁ライカ(エーゲ海はヒオス当出身のヴェテランSSW、パデリス・サラッシノスとデュオ)、ほかの曲も哀愁ライカ、ブズーキとギター、バグラマー、アコーディオンを中心としたアンサンブルで、ややラテン調やワルツや、エレキギター入り、ベリーダンス・ビートの曲など、全部哀愁ライカですけど飽かせませんね。決して熱唱せず、淡々とした歌い口で飾らないタイプ、地味なんですけど、ジワジワ楽しめるライカ・アルバム〜通好み?なのかもですねえ。

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