ご要望が絶えず、再入荷努力したところ、なぜかジャケ違いで再入荷してきました。ま、どっちもどっちだと思いますが、どーも現地でも本作は売れているみたいですね…。音質は変わっていないように思います。ま、でも、ヒスノイズがタマに聞こえる意外は、決して音質悪くないですからね、この作(今回入荷は向かって右ジャケの再プレスCD、ということで)。
というわけで、奇跡の1枚?にして〜よくあるスタジオ練習風景流出CD化(おそらく)? ということで、ヒスノイズあり音源なのですが、こんなに凄いコンテンポラリー・アパラ、聴いたことないですね、ハイ。
前世紀半ば、大衆音楽化が進んだアパラ・シーンを引率したハルナ・イショラの息子たるムシリウ・ハルナ・イショラ〜>こちら05年の充実作で二代目襲名に成功したかに見えましたが、その後、もう一つパッとせず(キチンとしたオリジナル新作アルバムを出していないような…)、ずるずると10年以上の歳月が過ぎてしまい、その資質は先代ハルナゆずりという一時の評判ももう消えかかっていた矢先の本作、う〜ん、やっぱりさすが、というべきでしょうか、そのインパクト、半端じゃないですねえ。スタジオ録音とは思えないラフなムードから繰り出されるものの、怒涛のヨルバ・パーカッション・アンサンブルは決壊寸前のグルーヴを叩き出し、クール&ジャジーなエレピともども、アパラの常法を超えたスピード感で、放流のように押し寄せる前傾ヨルバ・ポリリズム、そして、ムシリウの鷹揚なヴォイス&節まわしから立ち上る天然アパラの凄味、等々、久々ゾクゾクさせてくれるCDです。加えてまた、ドゥンドゥンほか打楽器群と並走するドラム・セット、これが何ともタイト&闊達で素晴らしく、最高のアフリカン・ドラマーとでも断言したくもなります。こんなドラマーが欧米で活動してたなら、即ジャズ・シーンの寵児となってしまう…よーな気もしますよ(大袈裟? 最近のムシリウのライヴ・クリップ見ると、なんだか若いドラマーがヨソ見なんかしながら随分力抜いた叩き方をしていて、ま、一応、ドラマーやってますよ、オレ、って感じで、全然ヤル気ない感じなんですが…)。で、それはそれとしても本作、00年代以降、サイコーの新進アパラであることは間違いナシ(FUJIだって、00年代以降、コレ以上の打楽器放流グルーヴ、あったためしがあったかどうか? ホント)。そして、この1時間超え1曲のみ収録CDでディープに歌われているのは、バースデイ・ソングだったという衝撃の事実!?
〜と、それもともかくとして、現地においては、今やアパラは過去の音楽とみなされることも儘あると察せられて、が、しかし、ドッコイ、そうは言わせない、という気概が滲む音であることは確かです。あとはキチンとしたアルバム制作姿勢を身につけていただきたいな、と。(ま、もちろん、ご本人名取だけに現地ライヴ重視でやっていることは理解できるのですが…ここは一つ、日本とかのファンのためにも、切に)。
*ラスト1分前後、音飛びあり、申し訳ないのですが、ご了承の上お買い求め下さい。
>http://drcinta240.blogspot.jp/2018/02/ 〜さすが慧眼?2017年レコオヤジさんベスト10入り!
アパラ・キング Musiliu Haruna Ishola の新作? "Happy Day" が凄まじい。主役は歌でもパーカッションでもなく、ドラムキット! 67分間高速で爆裂するサウンドが壮絶で大興奮。年間ベスト当確。アフリカ1位にしたいくらい。あー、久しぶりにワクワクした! pic.twitter.com/1ncTKfs0WB
— D (@Desert_Jazz) October 19, 2017
途中、音がコモッてしまいますが、最近のライヴ映像〜ドラムスがややoffになっているのが残念、でも、こーゆー感じですね!…にしても原稿?読みながら歌っている?この付け焼き刃的雰囲気は一体何でしょうね?未だ理解十全とは言えないヨルバ音楽の一端を垣間見せる映像かとも思います。で、ラスト近く注目の若手ドラマー姿見せます!それにしても、一体何人いるのか、ドゥンドゥン隊 ▽
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▽以下、これまで当店に入荷しているムシリウCD作品です。
発売年不明 / 順不同 all ¥1400
< “ODUN ISU” (HYSIK)¥1400在庫あり
< “OJU ATUNRARI” (HYSIK)¥1400 在庫あり
< “ANGELI OKOYA” (HYSIK)¥1400 在庫あり
< “IWALEWA” (HYSIK)¥1400 在庫あり
< “AWUJALE @80” (HYSIK) ¥1400 在庫あり
< “IYERU” (HYSIK) 再入荷待ち
<”ATTACHER”¥1400 在庫あり