KABEE SYSOUDA / (title unknown)

しっかし、どうしてこーも、
ラオス歌謡女性歌手のCDっていうのは、
自然環境もしくは田園風景とか、
メコンほか河川とか、丘陵〜平原地帯とか、
そーゆー光景の中にたたずむジャケット
ばかりなんでしょうね?
そーゆーお国柄なんでしょうけど、
都市の光景をフィーチュアーしようと思えば、
ピンポイントであれ何であれ可能なはずなのに、
そーはしないところ、ゆかしいというか、
なんとも、不思議と言えば不思議です。
それにしても、そのイメージが、
ダイレクトに歌唱のあり方や、
その音楽性に直結しているところが、また、
素晴らしいと言えば素晴らしい、
どんな歌い手でも、そこがラオスなら、
相応に素晴らしく聞こえてしまうという、
ということはあります。そして、この KABEE SYSOUDA〜例によって、
名前の読み方もわからないのですが、こびない、ゆかしい、歌がうまい、
おしつけがましさ皆無のその歌&バッキングを聞いていると、
暮れなずもうとする河の流れを背景に、ブルーのツーピースを着こなし、
笑んでいるのか、哀しんでいるのか、よくわからないその立ち姿そのままの音が、
CDに刻印されているという、そのストレートな制作姿勢、ある意味、パーフェクト!
と、思えて来る、ということもあります。
そして、蛇足ながら、どんなヴィデオクリップを見ても、その足元、いつも土!
むき出しの大地が感じられて、あああ、土を踏まなきゃなあ、と、土踏まず状態で、暮らしていて、
そうも思うわけですね。意味不明、ですが。