LILA DOWNS / SALON LAGRIMAS Y DESEO


メキシコ女性SSW、リラ・ダウンズの新譜はこれまでと違いますねえ、歌い口もしっとりめ、題して「涙と欲望のサロン」? スタンダードなメキシカン・ボレロやカンシオンのカヴァーも多く収められた内容となています。
これまで、自らの出自、オアハカの血を意識してかしないでか、多くレパートリーは、メキシコのカントリーサイド、あるいはメキシコ / 合衆国のボーダーや、カリブ沿岸クンビアにつながるメキシコ系トロピカル音楽にこだわって来たかと思われるリラ・ダウンズ。大まかには、ローカルかつ野外の音楽性(って何?)をイメージさせてきた彼女の作品群ですが、ここに来て、メキシコシティの前時代の夜の恋のアンニュイを想わせる音楽性(って何?)をまとっての新作(ボレーロ、カンシオーン、ランチェーラ、バラーダほか)。何が変わったのか? 何が変わらないのか? それはファンの皆さんは自分の耳で判断していただきたいところですが、ネット上で聴くことができた彼女26歳自主制作カセット/ファースト(1994)収録曲を聴いてみると、なんだか、この新作の歌い口と似ているような気がしないでもありません…。
余談ながら、ナタリア・ラフォルカデも突然カンシオーン&ランチェーラ・アルバムを出したりもして、どうしたんでしょう? メキシコの女声達。

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