HUONG LAN / TA ON ME


素晴らしい!としか言いようがありませんね、フン・タンのお姉さん、フン・ラン(1956-)、カイルオンの大スターだったフー・フォック(1932-1997) を父に持ち、US越僑シーンを中心に、ベトナム本国でも活躍するヴェテラン女性歌手です。が、これまでの幾多のCDリリースあれど、なかなかコレ!とオススメできるCDが無かったかと(その多くの作で、やや気怠いシンセな演歌系バッキングが、あまりにも御座なり感を醸していたものですから〜とは言え、膨大な諸作を聴いているわけでもないので、聴き逃しは多々でしょうが)。が、このCDでは素晴らしいバッキングを得て(あくまでも歌の伴奏としての素晴らしさ)、強いて言うなら、当店でもベストセラーだったヒエン・トゥック嬢のチン・コン・ソン作品集>2011年作にも少し似るでしょうか?ギター&ヴァイオリン中心、曲により伝統的な弦にストリングスも寄りそい、女声コーラスを従えて、やはりチン・コン・ソンの手になる2曲はじめ、おそらくは70年代の懐メロをその柔らかく深みある、たおやかな歌声で切々と聞かせてくれる作。ともかく、歌の実力はナンバー1とされつつも、コレとオススメできる作がなかったフン・ランだけに、このCD、2014年作ながら(もっとは早く気づけば良かったんですが)、とりあえずは、南ベトナム的な歌謡曲世界を代表する一作として、越僑歌謡の象徴的な一作としても、まずはオススメさせて下さい!
※全曲聴けます!>★

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