Sharero Band, Ahmed Rabsha, Hibbo Nuura, Magool / LIGHT & SOUND OF MOGADISH

light-sound-of-moga-dishu詳しくは>こちらを!というわけで、毎度、無断リンク陳謝です。
で、先日、bunboniさんご来店の際、もー、EL SUR 一時閉店のどさくさに紛れて、ソマリア買い付けに行ってきますよぉ〜!なんて調子に乗って言い放ちつつ即刻前言撤回、ま、嘘ですけどねえ、と、根性無しぶりを発揮したのでした。ま、当方も今より、もちょっと若い頃には、於ファヴェーラ対リオ警察銃撃戦開始間際の不穏というか、一触即発な空気をまったく読まず、なんでイイ大人がモデルガン持って遊んでんだ?と思いつつ、サブマシンガンを構える男達の前を、平気でレコード抱えて横切ったことなんかもありましたけど…(リオのつきそい白人青年は車の中で顔面蒼白、レコード売ってくれた黒人ディーラーは他人のフリしてました)。いかにせん、もーエコノミーの飛行機乗るのも断固として辛い、という初老病弱腰痛ぶり、とってもソマリアなんかには行けませんよ。でも聴きたいですねえ、やっぱり、ソマリア、そしてスーダンの70年代シングルとか、当方のみならず、今一番浴びるように聴いてみたいのはその辺という方も多いんじゃないかと。で、そんな渇きを少しは癒やしてくれるCDが本盤です。嬉しいじゃありませんか!

まずはその2曲目、鄙びたエレキと粛々としたハモンド・オルガンに導かれた女声の野趣溢れる嘆き節?系バラード、ああ、ソマリだ、実にソマリだなあ、と思わずにはいられません(どこがどーソマリなのか、未だ相応の言葉が見つからないという嬉しい状態〜一つの音楽の流れに関して、わかったよーなことを言えない状態というのは、これはとても多幸感溢れる状態でもあるワケで…?)。そして6曲目、ビートフルなウード演奏に交わるスワヒリっぽくも聞こえるパーカッション群、そこに立ち上がる何処かドライで粘りもある民謡調女声の節まわし、これがまた実にソマリなんですねえ(なんか、SP時代の江州音頭女声みたいに奔放)。あるいは7曲目、そして8曲目と続く、エチオともターラブともスーダンともイエメンとも、また一味違う歌い口がそれぞれ素晴らしく(心持ちあだっぽい7曲目、心持ちオチャッピィな8曲目)、もっともっと聴きたくなりますね、ソマリア現地過去録音〜このアフロ7というレーベル、今後も期待大ですよ。