V.A. / KHMER NEW YEAR SONGS (TOWN CD VOL.49)

TOWN49再入荷です!>こちらでも紹介されていましたね!(無断リンク陳謝)
で、以下、買い付けしてくれた菊地特派員の facebook 記事から無断転載(感謝!)。
*なお、こちらプラケース入りペラ紙ジャケ状態でお売りしています。よろしく、どうぞ。

エルスール・オヤジーズのあの方の癒しのテーマソングとも噂される曲が収まったタウン49番=“2014’s new year album”。歌うはニサ、ケーム、ササ、シスら今をときめくタウンの看板スター達。冒頭のその曲、ロムボンとモーラムがクロスオーバーしたようなテンポと低音が腰に響くインドシナ土着的リズムに、ニサ嬢の可憐な歌声が哀愁を誘う、、、いや誘っているようで実は哀愁は帯びていない絶妙な塩梅のボイスコントロールが巧み過ぎて怖いくらい!?のっけからこんな展開で始まるもんだから。ついついニサ嬢贔屓に聴いてしまうけど、サラバンをひとりで歌うケームくんの曲も他のサラバンとは明らかに雰囲気違っていてイサーン風?で好きです。そしてもうひとつケームくんが歌っている曲があって、それがこのコンピで一番ヒットした「Phirk Sroveng Min Jes Berk Bor」なんだよと教えてもらった。ガサついた喉の持ち主で、力んで歌っているのでちょっと耳障りかなと敬遠しがちだけど、店員にVCDを見せられ納得。酒盛りシーンが延々と続くカンボジアの人が好きなフレーズが効果的なラムリゥの泥酔ソングでしたw

というわけで、これまたゴキゲンなクメール正月アルバムです。新興のタウンらしく若手男女の競演というところも嬉しいし。にしてもナゼ?普段ロックやPOPを歌っている若手歌手まで、クメール正月アルバムとなると “民謡調” になってしまうのか?そこんとこけっこうポイントかも知れませんね。ま、昔はPOP歌っている日本の若手歌手も音頭とか歌っている光景にTVで出くわしたものですが、今はイメージに関わるからでしょう、そーゆーことはあまりないように思います。が、カンボジアには、普段ロックを歌っていよーが何しよーが、イメージ云々とは関係なく、正月ともなれば実家帰って “民謡調” で盛り上がるという共通感覚がキッチリあるということでしょう。で、そーゆーことを音楽的に羨ましいと思う感覚は、イコール “ワールド・ミュージック的” 感覚ということに?

1. Kaderk Bat Songsa / Sokun Nisa
2. Chnam Thmei Min Plech Tov Wat / Sokun Nisa ft Sith
3. Doul Kong Jom Pan / Sokun Nisa ft Knhong
4. Sarovan Luong Snaeh / Khem
5. Soniya Chnam Kroy / Ly Evathina ft Sith
6. Pong Mon Pong Tear / Ly Evathina
7. Phirk Sroveng Min Jes Berk Bor / Khem
8. Min Hean Pro Thouy / Sasa
9. Chnam Nis Kom Doch Chnam Mun / Anny Zam
10. Sva Rom Krovy Leo / Mongkul Tina

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