SEVVAL SAM / TOPRAK KOKUSU


SevvalSam2015シェヴァル・サム2015年6月の新作が届きました!トルコ古典歌謡(サナート)はもとよりターキッシュ・タンゴ、アラベスクやアナトリア民謡(ハルク)、そして黒海フォークロアやミクスチュアーPOPまでアルバムごとに歌いこなしてきたシェヴァルですが、ここに来て、もう一つのステップを踏む野心作とでも言えそうな今作〜そこにはアナトリア周辺に住まう様々な人々、民俗、言語によって紡がれた伝承歌、伝統歌謡の数々が18曲並んでいるという仕掛け。タイトルは直訳すると『土の香り』。
曰く、ルメリア(この場合、バルカン半島からのトルコへの移住者やその言葉)、クルディッシュ、中央アナトリアの人々、黒海(ラズ人)、チェルケス、チェチェンやザザ、アルメニア、アゼルヴァイジャンなどなど、エーゲ海域からコーカサス、カスピ海までの土地と結びついた伝統曲を、“カラン・ミュージック”リリースの豊富な作品群から厳選したというレパートリー、そんな18曲をシュヴァルとカランのミュージシャンたち&ゲストが、新たに録音した作品集ということになります(シェヴァル自身デビュー以来属しているカラン・ミュージックは、もともとトルコ国内、もしくはその周辺のマイノリティ音楽のリリースに力を入れて来たレーベルであることはご承知の通り)。
40以上もの言語と人々が存在するというアナトリア半島周辺の歌をうたうことによって、このアルバム自体、さまざまな “土地の香り” を聴き手に感じさせるような、そんなアルバムにしたかった、というようなことをシェヴァル自身が語っています(なので、もちろんサナートもハルクもアラベスクも含まれ)。それはつまり、シェヴァルの稀有な歌声が導いた“カラン・オール・スターズ”による作品、とでも言えるでしょうか。ま、そんな意欲作であることを踏まえた上で、トルコの多彩な旋律とリズム感を一つに結びつけるカランならではの繊細かつ伝統手法を交えたアコースティック・アレンジ、そしてシェヴァルの流麗でいて凛としたメリスマに満ちたこの作をお楽しみあれ!とオススメさせていただきましょう。と、それにしてもどーですか、このジャケ写の威風堂々とした立膝姿、アネキー!と呼ばせていただきましょう。

で、以下、この作の曲ごとに多彩なミュージシャンたち〜
HARUN BELENKOĞULLARI, AYLA DİLEK BELENKOĞULLARI, TURGUT ÖZÜFLER, AKIN ALTINTAŞI, NEJAT ÖZGÜR, RAMAZAN YANIK, TÜRKER DİNLETİR, ALI YILMAZ, YILMAZ YENIYOL, YILDIRIM ACIBOYRAZ, ÖZGÜR ARKUN, YUNUS AÇAR, KEMAL OKYAY, GÖKHAN KARCEBAŞ, MUSTAFA İŞLEYEN, BÜLENT ELMAS, ALTAN GÖZETLİK, ÖNDER MERAL, SERKAN ÖRSER, SERKAN DEMO, CEMAL ERDOĞAN, NESLİHAN ÖZÇELİK

 

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