THANASIS PAPAKONSTANTINOU / PROSKLISI SE DEIPNO KYANIOY


prosklisi_se_deipno_kyanioyテッサロニキ生まれの男性SSW、1959年生まれのヴェテラン、タナシス・パパコンスタンチヌー / デビュー作は1992年リリースでした。この新作が13作目になるそうです。自らブズーキやバグラマーといった伝統楽器を作ってしまうというくらいですから、昔はトラッド系の自作自演歌手と心得ていましたが、00年代に入って少しづつ変化し、辿りついたのがこのスタイル…。語りかけるような愛想のない歌い口は変わっていないのですが、曲の作りやリズム&メロディーのあり方はギリシャならではのトラッドな構造を保ちながらも、その演奏、実際に繰り広げられるエレキギター、キーボード(or ピアノ)、ドラムス&ベースというギターバンド風(プラス金管群)の音は、既に、“オルタナティヴ・ライカ” とでも名づけたくなるような風合いに溢れています。もちろん、それを良しとするか否とするかは貴兄しだい、ですが、メリーナ・カナやマトゥーラ・ザマーニといった通好みのゲスト女性歌手が歌い込む曲のハッとする新鮮さ、あるいは耳馴れれば、オルタナな感覚のむこうから、その歌心が染み出してくるその感触、捨てがたいものがあるのも確か。これはこれでギリシャ音楽の昨今の達成の一つかと。…というか、素晴らしいジャケですねえ、この後姿。

△全部聴けます。

△こちらは1995年の名作!復刻されないものか?

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