ELLI PASPALA / YIA TI SYNITHIA TOU EROTA

ハジダキスやセオドラキス、ダラーラスやファランドゥーリ、ガラーニなど、多くの作曲家、歌手と共演、共作のあるNY生まれのギリシャ人歌手、エリ・パスパラ(1957年生まれ、米国で育ち音楽教育を受け、 82年にギリシャへ渡りました)の代表作の一つ、1997年の7作目。ライカから民謡、ジャズ、そして古典まで歌いこなすアート・ソング系女性歌手として、最も活動的だった時代の作です(00年代以降は主婦としての私生活を優先している模様)。
本作は映画や舞台音楽のフィールドで活躍して来た作曲家、パナイォティス・カランゾプロス(1957-)の曲を歌い綴った作となりますが、いかにも90年代後半、同時代のハリス・アレクシウやエレフセリア・アルヴァニターキらとも共通するギリシャ”ワールド・ミュージック”的なアレンジのスケールの大きな曲想を、その繊細さと、しなやかさを併せ持った歌声で綴った作、とでも言えるでしょうか。

1 Lefko Mou Yiasemi 3:18
2 To Dakri 4:19
3 S’Agapo 3:59
4 To Allo Mou Miso 4:10
5 Yia Ti Synithia Tou Erota 3:45
6 Mes’ Ap’ Ta Dakria Pou Peftoun Yelao 3:57
8 Sto Pelago Tou Pouthena 4:09
9 To Forema 3:25
10 Enos Leptou Fili 4:02
11 C’Est La Vie 4:49

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