ERHAN BAYLADI & HANDE AYDINLIK / KIR CICEGI


erhan-hande13ハンデ・アイデンルクというのが女性歌手でこのCDの歌い手で、エルハン・バイラデという男性が作曲兼アレンジャー&伴奏をつとめているかと思われます。まったくデータがないので、どういう人たちかはわかりませんが、少なくともエルハン・バイラデは09年にカヌーン&ウードをフィーチュアーしたインスト系古典音楽アルバムを1枚リリースしています。わかったことはそれだけです。が、CDを聞けば、相当に深くトルコ古典音楽に関わった男女だということはすぐにわかります。カヌーン、ウード、そしてヴァイオリンほかのストリングス・アンサンブルにフレームドラムがつき、曲によってネイやクラリネットが吹かれるその伴奏の端正さにしても、どこか、沈み込むような諦観のこもった静かな哀感を感じさせるサナートならではの歌いまわしにしても、いわゆるシャルクからサナートへと、20世紀を通じて定着した軽古典歌謡音楽の美意識の流れを忠実に辿っています。素っ気ないほど淡々とした調子で全19曲65分強〜この素っ気なさはただごとではありませんね(って、どこかで聞いたようなフレーズ?)。が、一つ言えることは、近年の数々の女性歌手によるシャルク復興機運の充実CD群とは、どこか一線を画しているような気がします。ずっと前から、ただ淡々とこうして演じて来ただけ、と、そんな雰囲気なんでしょうか?…クラシックです。

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