早く入って来ないかと待っていたアクリＤの３作目（前作はマヌ・チャオのプロデュースでしたが、今作はフィリップ・エイデル＆スティーヴ・ヒレッジ制作）が入荷しました！アルジェリアでカビール（ベルベル/タマジット）語公用語化を唱えカビール自由運動に関わり政府から弾圧され渡仏～その後、不法滞在＆メトロやストリートで歌い続けて来たというホーボー / 放浪のギター or バンジョー弾き語りＳＳＷ、アクリＤです。街頭で通りゆく人に呼びかけるような平易なフランス語歌詞の曲、在仏の同胞に歌いかけるカビール語歌詞の曲（ルーネス・マトゥーブに捧げた曲もあります）、そしてex.ゼブダのマジッド・シルフィ参加の共作曲もあります（マジッド・ファンの当方としてはアリクＤの立ち位置が見える素晴らしい曲でした）！ややカビールっぽい音楽性が薄まった感もありますが、シャアビ系歌手の系譜を現在のフランスで受け継いだ聴き応えのあるアルバムとなりました。オススメできます。