ジンバブウェのライオン、トーマス・マプフーモ新作です!今は合衆国で生活しているはずですが、この2010年新作、一向にUSリリースされる気配がなく、シビレを切らして、ジンバブウェ直輸入!が、史上最高のインフレーションに悩む彼の国のこと(状況は少しづつ良くなっているようですが)、どうも稼働しているCDプレス工場は少ないようで、よくよく見るとやっぱりCDRっぽいのですが、もちろんこちらオフィシャル盤(ジャケの印刷等は問題無し)です。で、前05年作からなんと6年ぶりのスタジオ録音新作!う~ん待たされましたぜ、まったく。で、声に衰えはありません、以前より通りがイイくらい、というか、あの怨念?みたいなドロドロ感は払拭されて、軽快と言っても過言ではありません。親指ピアノも多少フィーチュアーされていますが、多くの曲で活躍するのは、細分化されたギターのカラッとした音色&細分化されたリズムを叩き出すハチロク・ドラム~そこにいろいろと肉付けはあるものの、過剰さや重たさ、あるいはデコレーションもなく、グッとシェイプアップしたサウンドが実に爽快な仕上がり!そこんとこに、やや掠れてディープな感触はそこはかとなくキープしながらも、決して重くならないマプフーモのヴォイスが通りよく乗って行く感じ、実にイイ感じの新生チムレンガ・グルーヴを聞かせてくれるわけですね。病気療養も終えたようですし、コレで復活!&今後の展望も見せてくれる作じゃないでしょうか!