LE MYSTERE JAZZ DE TOMBOUCTOU

Print毎度無断リンクすみませんですが、>こちらを参考にしていただいたら、よ~くわかるかと思います。その名の通り、マリのトゥンブクトゥのバンドということですが、知りませんでしたねえ…。過日、当店でもベスト・セラーとなったカンガ・ドゥ・モプティとかが好きな人は聞きなさい、と、CDのパッケージに貼られたシールに書いてあります。マリのローカルバンドを13アイテムだけリリースして消えてしまった社会主義マリ時代の国営レコード会社 “クンカン” のレアー・プレスだそうです。で、あの意味不明のアフロビートを聞かせたカンガ・ドゥ・モプティよりは分かりやすい、というか、トゥアレグっぽい感じとマンディングっぽい感じが交わった、ニジェール川沿いの音という雰囲気は伝わります。砂漠のブルースの源流の一つに数えることもできるでしょう。が、何だか奥行きがありますねえ、なんだかんだと、うかがい知れないミクスチュアーの積み重ねを感じます。さすが、いにしえの交易都市、トゥンブクトゥのPOP、ということになるんでしょうか。木訥にも聞こえる70年代の非グリオ系マリ音楽らしい歌い口と、まさにミスティックと言ってもいいギター重奏サウンドが印象的です。


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