いつものように当店でお買い上げの方には特典CDRを差し上げます!今回は” FEELING FEELIN’ ” 収録曲の他歌手によるヴァージョン違いを12曲!
おかげさまで大好評をいただいている、当方リリースのホセー・アントニオ・メンデスのCDをお買い求めいただいたお客さまたちから、後日、特にご要望が多かったのは、フィーリンのほかのアーティストをもっと聴きたいというお声でした。けれど基本的には、フィーリンというモダンなキューバ歌謡の流れにおいて、中核を成したアーティストの多くは作曲家であり、彼らのすべてが早くから自らの録音に恵まれたわけではありません(ホセー・アントニオは例外です)。
しかしながら、そんな中でも、自作自演のピアノ弾き語りを聞かせるフランク・ドミンゲスや、ホセー・アントニオと並び称される作曲家、セサール・ポルティージョ・デ・ラ・ルスの初期録音をはじめとし、作曲家ならずともフィーリン・サークルの中から世に出たエレーナ・ブルケ、オマーラ・ポルトゥオンド、ドリス・デ・ラ・トーレといった女性歌手たち、そして、やはりフィーリン系の歌い手として出発しながらも、後年、ボレーロ歌手としても名を馳せたフェルナンド・アルバレス、ビセンティコ・バルデスといった男性歌手の録音を中心に、1950年代末から60年代初めの“フィーリンの時代を感じさせる”録音を集めたのが本CDです。
加えて、“フィーリンの時代”に呼応するような録音を残したキューバ人歌手や演奏家、グループ、もしくは、プエルトリコやメキシコの“フィーリンを感じさせる”歌い手たちの曲も収録しました。そしてある意味、フィーリンの先駆ともなったボラ・デ・ニエベやナット・キング・コール(スペイン語曲)も収録!~全24アーティスト26曲/約80分~多くは国内初CD化、世界初CD化曲も含みます。
けれど、何よりも、今の時代と不思議にリンクするフィーリンという歌謡の雰囲気を、理屈ではなく、身をもって感じていただくために選曲したCDであり、どこか曖昧な、定型のないモダンな歌謡の流れ、フィーリンという音楽を具体的に感じていただけるような、素晴らしい曲を厳選したつもりです。
…あるいは、例えば、今夜、最後に行き着いたバーで、こんなCDがかかっていたら、どんなにいいだろうと、そんな願いをこめた選曲でもあり、その意味では、大人のラウンジ音楽やBGMとしても、お楽しみいただけるかと、自信を持ってオススメします。
1「君の教え」フランク・ドミンゲス
2「わたしのせいじゃない」オマーラ・ポルトゥオンド
3「わたしたちの歌」セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルス
4「あなたの理由」エレーナ・ブルケ
5「想いの中」ドリス・デ・ラ・トーレ
6「あるお祭りの歌」ボビー・ヒメネース
7「夢」フェルナンド・アルバレス
8「静かなあなた」ルーシー・ファベリー
9「幸せの新しいお月さま」ベリア・マルティネス
10「あきらめ」ルーベン・リオス
11「心からの愛」ロボ&メロン
12「うらぎり」ナット・キング・コール
13「至福なる君」ヘルマーン・バルデース
14「どうしたらいいの」クァルテート・ダイダ
15「真実がわかるさ」フェルナンド・アルバレス
16「最後のコーヒー」ビセンティコ・バルデース
17「不信」ティト・ロドリゲス
18「恋のゲーム」フェリペ・ドゥルサイデス&クァルテート
19「アヴァンチュール」セルヒオ・フィアジョ
20「”ホセー・アントニオ・メンデス”メドレー」メメ・ソリス&クァルテート
21「わたしを責めて」ボビー・カポー
22「だから望む」エンリケ・エレーラ
23「君を想う」アウグスティン・ララ
24「失恋」エレーナ・ブルケ
25「あなたのもとへもどる時」オルガ・ギジョー
26「幸せになれない」ボラ・デ・ニエベ