あいや〜、タイトル『音楽地獄=Uyavutha Umlilo』!! とは、よくも称したり!?マハラティーニ 曰く「さあ、これが本物のソウェト・サウンド、ンバクァンガだ!」(by Bunboniさん聞き取り)というわけで、>こちらで紹介されていた盤ですね(無断リンク陳謝&感謝)!スワッとオーダーさせていただきましたよ!はじめ、それなりに高価になってしまうLPコードだけのリリースかと、当方での販売を諦めていたんですが、いつの間にかCDも出ていたんですねえ。それにしても、こんな録音が残っていたとは…。
“ワールド・ミュージック・ブーム” に乗って、欧米でも幅広く人気を得たマハラティーニ&マホテラ・クィーンズ、1990 年前後には、日本でも PARCO のテレビCM に登場してたりして、国内盤もリリース、もしかしたらコレは来日するんじゃないの〜?とか、盛り上がったものですが、案の定、渋谷のクアトロで来日ステージを観せてくれたのは 1991 年のことでした。で、もちろん、自分も行ったハズなのに、かろうじて記憶に残っているのは本 CD のジャケ同様、そのズールー人の民族衣装に身を包んだステージ上の立ち姿だけ(実にトホホ…)。なので、こうして、全く予期もしていなかった 1988 – 89 年の英国ツアーのライヴ録音から選抜された16曲78分、こんな臨場感たっぷりの音源が聴けるなんて、僥倖以外の何ものでもないですよね!バックは勿論、サックスのウェスト・ンコーシ率いるマッゴナ・ツォホレ・バンド!長生きはするものだ、と、思いました、ハイ。
当時、南アでは既に解散状態だったというマハラティーニ&マホテラ・クィーンズが、同じくンコーシ率いるバンドをバックに吹き込んだ88年作のUK盤『トコジレ』の予期せぬ世界的ヒットを受けてのツアー音源だけに、乗りにノッた最高の演奏が楽しめるというものです。その出来は、やっぱり聴衆あってこそのダンス音楽、スタジオ音源以上と言っても過言ではナイでしょうね、ホント。bunboni さんも仰せのように、当時、現地南アフリカでは、後続のディスコ系POPに押され下火になっていたというンバクァンガの底力が爆発!?その後30年を経た今も実に新鮮に響きます。マハラティーニ&マホテラの野趣満点、ダミ声ヴォイス&ヴァイタルな掛け合いヴォイス&コーラスの盛り上がりは言わずもがな、綺羅びやかなツイン・ギターの変化に富んだカッティング、重心の低いウネリを生み出し、全体の躍動感をしっかりと支えるドラムスとベース、そして時にオルガンとハモリつつ、繰り返し伸び上がって行くンコーシのサックス、と…、いやいや、盛り上がりっぱなし、まったく、無敵ですねえ、やっぱり!!
1. Awuthule Kancane (The Astoria Theatre, London, 23 June 1988) 6:00
2. Re Ya Dumedisa (Electric Ballroom, Camden, 9 March 1989) 5:11
3. Lilizela Mlilizeli (The Studio, Bristol, 8 November 1988) 4:27
4. Safa Indlala (Top Rank Suite, Brighton, 6 June 1988) 5:01
5. Uyavutha Umlilo (Electric Ballroom, Camden, 9 March 1989) 3:20
6. Duduzile (Jubilee Gardens, London, 10 June 1988) 6:26
7. Jive Makgona (The Astoria Theatre, London, 7 November 1988) 5:04
8. Stokfel Jive (Electric Ballroom, Camden, 9 March 1989) 5:06
9. Via Soweto (The Astoria Theatre, London, 7 November 1988) 3:12
10. Thokozile (The Astoria Theatre, London, 7 November 1988) 4:12
11. Melodi Ya Lla (The Astoria Theatre, London, 23 June 1988) 6:27
12. Kazet (The Astoria Theatre, London, 7 November 1988) 5:00
13. Nina Majuba (The Astoria Theatre, London, 7 November 1988) 6:56
14. Gumboots/Introductions (Hackney Empire, London, 11 June 1988) 6:39
15. Sengikhala Ngiyabaleka (The Astoria Theatre, London, 23 June 1988) 6:04
16. Kwa Volondiya (The Astoria Theatre, London, 23 June 1988) 4:55
オマケ!?>★ Live in Japan !!
あああーこれは素晴らしい! pic.twitter.com/USmQv5m5Vm
— なるざごでPXE (@areyouexp) May 27, 2023