ビンテ・クライ! (頭に来た!)
親指ピアノの問題児、6年ぶりのフル・アルバムでモノ申す。アフリカからサツマを経由してトランスに誘う、未来形方言ビートのクールネス!スワヒリ語を学び、アフリカ各地の親指ピアノを修行する一方、勝手にオール電化、リリックは地元の鹿児島弁。
デジタルとアナログ、ローカルとグローバルが交錯し、故郷秘伝の板三味線・ゴッタンもジミヘンよろしく鳴り響く。歌詞カードも標準語訳もあえてなし。宇宙語だと思って揺れなさい!
1. BONGY 盆ぎい
2. KAGOSHIMA YOSAKOI 鹿児島よさこい・蜜柑くどき・真ん中くどき
3. OTAMI KUDOKI おタミくどき -荒武タミ顕彰歌-
4. BINTAY CRY BABY ビンテ・クライ・ベイベー
5. EPSILON イプシロン
6. NANSAZ TRANCE 南薩トランス
7. HALAYBANY ハレバニイ
8. CHIQWA チクワ
9. NEMAMOOSASA MAPPOSHI ネマムササ・マッポシ (BONUA TRACK)
【サカキマンゴー Sakaki Mango】
アフリカの楽器・親指ピアノと南九州の板三味線・ゴッタンの演奏家。大学ではスワヒリ語を専攻、タンザ ニア国立歌舞団の主席奏者を務めた故・フクウェ・ザウォセにリンバを、ジンバブエのガリカイ・ティリコー ティにムビラを師事するなど、アフリカ各地で音楽修行を積む一方、電気リケンベ(コンゴ民主共和国、カリ ンバ(マラウィ)、ルケメ(ウガンダ)、カンコベラ(ザンビア)など、各地で親指ピアノ関連のフィールドワークを行う。伝統楽器を独自に電気化して無二の世界を切り開く。その活動は仏 AFPや英BBCなどでも紹介さ れた。地元の楽器ゴッタンや鹿児島弁での曲作りにも取り組み、世界各地で公演している。
学生時代に鹿児島の楽器・ゴッタンのことを知り、さっそく入手するも弾きこなせず、長年放置していた。 2013年、南日本放送の番組ロケで県内のゴッタン奏者や製作者を訪ね、奏法についての大きなヒントを得、 自身の音楽に取り入れ始める。いわゆる「邦楽器」の世界からはほとんど認知されていない楽器なので、自由 な電化が行われている点、廃材楽器という点(ゴッタンは家を建てるときの端材で作られる)で親指ピアノとも似ている。名人・荒武タミ(故人)の最後の弟子・橋口晃一から当時の様々なエピソードを聴き、表現に昇華し続ける。
〜以上、メーカーインフォより