YOUSSOUPHA / AMOUR SUPREME

音楽業界で20年以上のキャリアを積んだユスファが、この冬、これまでで最も輝かしいアルバム『Amour Suprême(至高の愛)』をリリースします。ソウル、ゴスペル、アフロビートの影響を受けた、成熟した静謐なラップが奏でるこの傑作は、フレンチラップに新たな次元を提示し、あらゆる形の愛を照らし出します。

『NEPTUNE TERMINUS』での宇宙的な冒険から3年後、ユスファは星々を離れ、愛する地へと帰還します。今作の物語は、亡き母の生まれ故郷であるダカールを舞台に展開し、ユスファはそこで、自身を育む気高さと豊かな文化を再発見します。このルーツへの回帰は、ラップ、ゴスペル、ソウル、グリオ、そしてアフロビートといった、彼が生涯にわたって受けてきた影響を基盤とした、鮮烈な音楽的探求の礎となります。ダカール、ブリュッセル、アビジャン、モントリオール、そしてブラッド・ピットの未来的なミラバル・スタジオでレコーディングされたこのニューアルバムは、フランス、ベルギー、カナダ、そしてアフリカ出身の精鋭の若手作曲家たちによって制作されました。『AMOUR SUPREME』で、ユスファは自身の過去を振り返りながら、精神性と高揚感に満ちた未来へと自らを投影しています。アルバムのタイトルトラックである最初の曲から、彼は「信仰は物事を容易にするのではなく、可能にする」というトーンを掲げています。NOIR D**やNGRTDといったフランスのラップ界の名曲でダークな領域を探求してきたユスファは、色彩と救済に満ちた光へと華々しく帰還します。アルバムのビジュアル面では、アフリカのビジュアル・クリエイション界の新星、カメルーン出身の若手アーティスト、マキシム・マンガ(別名ムボア・アート)がデザインした力強くグラフィックなカバーがアルバムの魅力を高めています。このアートワークは、ユスファが作品を通して探求する高貴さ、コントラスト、そしてルーツを強調しています。

7枚目のアルバムとなる本作で、ユスファは自身のラップにゴスペル、ソウル、そして西アフリカのサウンドを巧みに融合させています。サンプリング、コーラス、そしてサウンドエフェクトの合間に、ボーカルが随所に散りばめられ、アルバムにエモーショナルでロマンティックな奥行きを与えています。大胆な音楽的到達点は、チェリストのオリヴィエ・クンドゥーノがアレンジした壮大なシンフォニック・オーケストレーションによって、随所に昇華されています。アルバムの各トラックは、叙情性、温かく壮大な音色、そして静かな力強さに満ち溢れています。探求されたテーマは、娘への遺産(DIEU EST GRANDE)、内なる決意(FAIRE MIEUX)、孤独(PRIEZ SANS CRAINTE)、高揚(SUPREME)、そして政治的・社会的な関与(PROSES COMBATS)など、心と魂に深く響きます。皮肉たっぷり(CAMÉRAS)、内省的(GOSPEL MOLOTOV、GRANDS BOUBOUS DES ANCÊTRES)なユスファは、力強いパンチラインと詩的なフレーズを紡ぎ出す。20年以上のキャリアを誇るバンツー語圏の作詞家、ユスファは、このアルバム『AMOUR SUPREME』で、成熟した、自信に満ちた、内省的で静謐なラップを披露する。このアルバムは単なるアルバムではなく、フランスのラップ界、そしてユスファ自身にとってのターニングポイントとなる輝かしい作品である。彼独自の音楽ジャンル、スピリチュアル・ビートへようこそ。それは、自身のルーツに根ざし、愛が勝利する未来へと揺るぎなく突き進む、充実したアーティストの姿を反映している。
〜以上、発売元インフォ直訳

というわけで、タブー・レイの息子(多くいた奥さんの一人、セネガル系母のもとに生まれたのが、このユスファとのことです)と聞いて、なるほど、顔が似ているなあ、と、ついオーダーしてしまったCDです…フレンチRAP界NO.1人気だそうですが、流石レイの息子!?

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